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質問
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すでに月次決算が完了した月に計上した「完成工事高計上」に関する伝票を取り消すマイ ナス仕訳の具体的な入力方法は?
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回答
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「月次の業務」タブのメニュー「202 完成工事高の計上」から計上した自動仕訳は、 月次決算完了後は訂正・削除はできません。 そのため、以下の方法で「4 伝票(1伝票型)」からマイナス仕訳を入力して取り消し てください。
1.完成工事高計上の自動仕訳が通過勘定を「使用している」場合 「4 伝票(1伝票型)」から完成工事高の計上の仕訳を入力する場合、諸口勘定を使 用して計上すると、どの工事の完成工事高であるかをシステムで認識できないため、工事 別残高が正しく更新されません。 この場合、次の例のように通過勘定を使用しない方法でマイナス仕訳を入力してくださ い。
[例]税率8%とすべきところ、誤って税率5%で自動計上し、月次決算を完了した。 誤って計上した税率5%の自動仕訳(下記(1) ①~③の3枚綴り)を取り消したい。
(1) 誤って計上した自動仕訳(取り消したい仕訳) ①課税区分[1 ] 資金外諸口 (9992)/完成工事高 (4111) 108,000 ( /仮受消費税等 (2164) 5,143)
②課税区分[0 ] 未成工事受入金 (2116)/資金外諸口 (9992) 43,200
③課税区分[0 ] 完成工事未収入金(1122)/資金外諸口 (9992) 64,800
(2) 上記(1) の自動仕訳を取り消すために入力するマイナス仕訳 以下のように通過勘定を使用しない方法でマイナス仕訳(下記①および②の2枚綴り) を入力します。
①課税区分[1 ] 未成工事受入金 (2116)/完成工事高 (4111) -43,200 ( /仮受消費税等 (2164) -2,057)
②課税区分[1 ] 完成工事未収入金(1122)/完成工事高 (4111) -64,800 ( /仮受消費税等 (2164) -3,086)
2.完成工事高計上の自動仕訳が通過勘定を「使用していない」場合 誤って計上した完成工事高の自動仕訳をそのままマイナス金額で計上して取り消します。
(1) [例1] 税率8%とすべきところ誤って税率5%で自動計上し、月次決算を完了した。 誤って計上した税率5%の自動仕訳1枚(完成工事未収入金)を取り消したい。
①誤って計上した自動仕訳(取り消したい仕訳) 課税区分[1 ] 完成工事未収入金(1122)/完成工事高 (4111) 108,000 ( /仮受消費税等 (2164) 5,143)
②上記①の自動仕訳を取り消すために入力するマイナス仕訳 課税区分[1 ] 完成工事未収入金(1122)/完成工事高 (4111) -108,000 ( /仮受消費税等 (2164) -5,143)
(2) [例2] 税率8%とすべきところ誤って税率5%で自動計上し、月次決算を完了した。 誤って計上した税率5%の自動仕訳1枚(未成工事受入金)を取り消したい。
①誤って計上した自動仕訳(取り消したい仕訳) 課税区分[1 ] 未成工事受入金 (2116)/完成工事高 (4111) 108,000 ( /仮受消費税等 (2164) 5,143)
②上記①の自動仕訳を取り消すために入力するマイナス仕訳 課税区分[1 ] 未成工事受入金 (2116)/完成工事高 (4111) -108,000 ( /仮受消費税等 (2164) -5,143)
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