源泉所得税については、0円であっても徴収高計算書の送信が必要です(※)。
一方で、個人住民税については、0円の場合、納付手続きは不要です。
つきましては、以下のとおり、所得税の電子納税データのみ作成してください。
※所得税徴収高計算書の記載要領に「納付する税額がない場合でも、所得税徴収高
計算書だけは税務署に直接提出又は送付してください」と説明されています。
また、e-Taxホームページのよくある質問の回答で、「書面による場合と同様に、
合計額(納付税額)を0円と入力した徴収高計算書データを作成の上、e-Taxに
送信してください。」と説明されています。
1.PXシリーズ・あんしん給与で電子納税データを作成する場合
住民税納付額が0円の場合は、給与(賞与)タブ[51 電子納税データの作成]の
「作成する電子納税データの指定」画面で、「所得税データのみ」を指定してください。
なお、住民税納付額が0円で「住民税データのみ」又は「所得税データと住民税
データの両方」を指定した場合、エラーメッセージが表示され、電子納税データは
作成できません。
(ご参考)「所得税データと住民税データの両方」を指定した場合のエラーメッセージ
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住民税の電子納税データで、エラーに該当する項目があります。
住民税の「確認(修正)」ボタンをクリックし、電子納税データ
を確認してください。
[OK]
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2.TKC電子納税かんたんキットで電子納税データを作成する場合
住民税納付額が0円の場合、住民税の納付データの作成は不要です。
なお、0円で納付データを作成しようとした場合、次のメッセージを表示し、
納付データを作成できないように制御しています。
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合計額が1円以上~1千億円未満となるように入力してください。
[OK]
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3.FXクラウドシリーズ(給与計算機能)で電子納税データを作成する場合
住民税納付額が0円の場合、住民税の電子納税データの作成は不要です。
なお、[住民税の電子納税]メニューでは、住民税の納付対象がない場合、
[電子納税]ボタンをクリックすると次のメッセージを表示し、電子納税データを
作成できないように制御しています。
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連携対象データは存在しません。
[OK]
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