FXクラウドシリーズ 給与計算・年末調整
Q&Aコーナー
  整理番号:0112864
更 新 日:2025/06/12
テーマ 操作方法
質問 有休の付与・繰越時において、有休時間についてはどのように処理されますか?
回答 次のとおりです。
(1) 時間単位有休の制度の設定を「入力する」としている場合、次の計算式で社員ごとの
 年間に時間単位で取得可能な時間数(「うち時間で取得可能分」)を自動計算します。

 【「うち時間で取得可能分」=「時間単位年休の日数」×「有休1日の時間数」】

 <例>有休残:5日2時間(「うち時間で取得可能分」:10時間)
    有休 :20日付与する場合
    「時間単位年休の日数」:5日
    「有休1日の時間数」 :8時間
     消滅:無し
  →・有休残は25日2時間になります。(5日2時間+20日)
   ・「うち時間で取得可能分」は40時間になります。(5日×8時間)

(2) 有休を付与した結果、有休残が「時間単位年休の日数」に満たない場合、
  「うち時間で取得可能分」はその満たない日数に「有休1日の時間数」を
  乗じて計算されます。

  <例>付与した結果、有休残が3日の場合
     「時間単位年休の日数」:5日
     「有休1日の時間数」:8時間
     消滅:無し
  → ・「うち時間で取得可能分」は24時間になります。(3日×8時間)

(3) 入社時に付与済みで、初年度付与分(勤続6か月の付与分)が付与された際、
  「うち時間で取得可能分」には、次の時間が加算されます。
  (「時間単位年休の日数」-「入社時付与分」)×「有休1日の時間数」
  ※上限は「時間単位年休の日数」×「有休1日の時間数」

  <例>入社時付与分3日、初年度付与分7日の場合
     「時間単位年休の日数」:5日
     「有休1日の時間数」:8時間
     消滅:無し

  →・入社時付与:「うち時間で取得可能分」は24時間になります。
    (3日×8時間)
   ・初年度付与:「うち時間で取得可能分」には16時間が加算されます。
   ((5日-3日)×8時間)

(4) 時間を単位として与えることができることとされる有休の日数は5日以内に限る
  とされています (労基法39④) 。
  そのため、「うち時間で取得可能分」は繰り越しされません。
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