休業手当を支給するため、「休業手当」や「休業控除」の支給項目を追加します。
「所得税」や「基準内賃金」などの各区分は、どのように設定すればよいでしょうか？

「休業手当」や「休業控除」の項目属性は、次のとおり設定することが多いようです。
なお、設定にあたっては、税務署や労働基準監督署、年金事務所等に必ず確認してくださ
い。

　「休業手当」
　所得税　　　：課税
　基準内賃金　：非該当
　給与控除計算：対象外
　社保報酬　　：該当
　固定的賃金　：該当
　労保賃金　　：該当

　「休業控除」
　所得税　　　：課税
　基準内賃金　：非該当
　給与控除計算：対象外
　社保報酬　　：該当
　固定的賃金　：該当
　労保賃金　　：該当

（ご参考）
所得税　　　：給与や賞与の所得税を計算する際に、所得税の計算の基礎金額に含める
　　　　　　　か否かを設定する区分です。
基準内賃金　：時間外手当を計算する際に、時間外手当の計算の基礎金額に含めるか否
　　　　　　　かを設定する区分です。
給与控除計算：欠勤等により給与から控除する「給与控除日給」及び「給与控除時給」
　　　　　　　の計算対象とするか否かを設定する区分です。
社保報酬　　：給与から控除する社会保険料の算定基礎となる「標準報酬月額」の対象
　　　　　　　となる報酬に該当するかどうかを設定する区分です。
固定的賃金　：「社保報酬」が「該当」である支給項目が、社会保険の固定的賃金に
　　　　　　　該当するかどうかを設定する区分です。なお、固定的賃金とは、月給、
　　　　　　　日給などの基本給、家族手当、住宅手当、通勤手当等の稼働実績に関係
　　　　　　　なく支給されるものをいいます。
労保賃金　　：雇用保険料を計算する際に、雇用保険料の計算の基礎金額に含めるか否
　　　　　　　かを設定する区分です。

　休業について、こちらのＱＡもご確認ください。
　「社員が休業又は休業から復職する場合の処理方法」
　「休業手当等に用いる「平均賃金」を算出する機能の有無」