e-TAXグループ通算(運用管理システム)
Q&Aコーナー
  整理番号:0101423
更 新 日:2022/10/25
テーマ セキュリティポリシー
質問
Ⅰ 強制ログアウトの処理方法を教えて下さい。
Ⅱ 強制ログアウトはどのような場合に使用するのか教えて下さい。
Ⅲ 強制ログアウトの注意点があれば教えて下さい。
回答
Ⅰ 強制ログアウトの処理方法
1.運用管理システムの処理
(1) 強制ログアウト機能の設定
  当機能はデフォルトでは使用しない設定です。
  そのため、当機能を使用する場合は、メニュー[301.セキュリティポリシーの登録]の
 「強制ログアウト機能を利用する」にチェックを付けます。
  
                        参考資料1

2.年度版システムの処理
(1) グループ全体の処理が可能な権限のユーザ(=通常は親法人の担当者のみ)で、ログイン
 一時停止を行うデータ(※)にログインします。
  ※強制ログアウトはデータ毎に行います。複数のデータや特定の年度の全てのデータを、
   一括で強制ログアウトを行うことはできません。
  ※必要に応じて、子法人等にログイン一時停止や強制ログアウトを行うことを連絡します。
(2) [各法人の処理状況の確認]ボタンをクリックします。
(3) [TISCの処理状況]タブをクリックします。
(4) [ログイン管理]ボタンをクリックします。
(5) [ログイン一時停止]ボタンをクリックします。
  ログイン一時停止の確認メッセージは、[OK]ボタンをクリックします。
  ※ログイン一時停止を行ったデータは、上記(3)の[TISCの処理状況]タブの左上に、
   「(現在、ログイン一時停止中)」の文言が表示されます。
   
                        参考資料2
(6) [強制ログアウト]ボタンをクリックします。
  強制ログアウトの確認メッセージは、[OK]ボタンをクリックします。
  ※これにて、当該データにログイン中のユーザ情報は、強制ログアウトを実行している
   ユーザの情報を除いて、全てクリア(=ログアウト)されます。
(7) マスター解除・修正等の必要な処理を行います。
(8) 再度、上記(1)~(4)の処理を行い、[ログイン管理]画面を開きます。
(9) [ログイン停止解除]ボタンをクリックし、ログイン一時停止を解除(※)します。
  ログイン停止解除の確認メッセージは、[OK]ボタンをクリックします。
  ※必要に応じて、子法人等にログイン停止解除されたことを連絡します。
  ※ログイン停止解除を行わないと、当該データに子法人の担当者がログインできない
   状況が続いてしまうので、ご注意ください。
   
                        参考資料3

Ⅱ 強制ログアウトの目的
  強制ログアウトは、対処のデータにログイン中のユーザーを全て追い出す(=ログアウト)
 機能です。
  マスター修正等(※1)の処理は、システムでログイン中のユーザがいると行えないため、
 対象のデータにログイン中のユーザを全て追い出す必要があります。
  通常は、処理中のユーザに連絡をしてログアウトしてもらえばよいのですが、通信エラー
 や電源断などでシステムが強制終了した場合、前回のログイン情報が残ったままになって
 しまうことがあります。
  このようにログイン中の情報が残ってしまっている場合は、以下の2つの処理方法が
 あります。
  1.以下のオンラインQ&Aのように、前回のログイン情報が残っているユーザで該当の
   データにログインし、二重ログインのメッセージでログイン中の情報をクリア(=ログ
   アウト)する方法
   【ご参考】(二重ログイン)「指定されたユーザIDで、既にログインしているユーザがいます。 」の対処方法(0101498)
  2.強制ログアウトの機能を使用し、対象のデータ(※2)にログイン中の全てのユーザ情報
    (ただし、強制ログアウトを行っているユーザを除く)(※3)を強制的にクリア
    (=ログアウト)する方法(※4)

  ※1 他のユーザがログインしていると行えない処理は以下となります。
    ① マスターの確定解除(=マスターの修正処理)を行う場合
      WSを処理中のユーザがいる場合、マスターを修正することができないためです。
    ② 全体計算を行う場合
      処理中のユーザーにWSを解除されてしまうと、全体計算を行うことができない
      ためです。
    ③ 前期繰越金額の複写を行う場合
      複写元のデータにログイン中のユーザが存在する場合、前期繰越金額の複写が
      できないためです。
    ④ データの更新を行う場合
      データの更新を行う対象年度のいずれか1つ以上のデータにログイン中のユーザが
      存在する場合、データの更新ができないためです。

  ※2 強制ログアウトはデータ毎に行います。複数のデータや特定の年度の全ての
     データを、一括で強制ログアウトを行うことはできません。

  ※3 現在ログイン情報が残っている以下のユーザが強制ログアウトの対象となります。
    ① 強制ログアウトを行おうとしているデータに、実際に現在ログインしている
      ユーザ
    ② 強制ログアウトを行おうとしているデータにログインしていたユーザで、
      通信エラーやシステム強制終了を行ったため、前回のログイン情報がそのまま
      残ってしまっているユーザ(=現在システムにはログインしていないのだが、
      システム上ではログインしっぱなしと認識されるユーザ)

  ※4 ログイン中の担当者と連絡がとれない場合や、明らかに前回のログイン情報が残って
     しまっている状態であり、二重ログインの処理では手間がかかる場合などは、強制
     ログアウトを行ってください。

Ⅲ 強制ログアウトの注意点
  強制ログアウトを行うと、システムで入力中のユーザは、最後に入力していたメニュー
 で変更した入力内容がある場合で、当該メニューを閉じてサーバーに更新する前の状態
 だった場合に、当該メニューで変更した入力内容がサーバーに更新されません。(※1)
  そのため、強制ログアウトを使用する前は、グループの各担当者に強制ログアウトを
 行う前までに、強制ログアウトの対象データからログアウト(※2)することをご連絡
 ください。
  ※1 システムの入力内容が更新されるタイミングは、以下のオンラインQ&Aを
    ご参照ください。
     【ご参考】システムのデータが更新されるタイミング(0101496)
  ※2 連絡後にまだ残っているユーザは、通信エラーやシステム強制終了を行ったため、
    前回のログイン情報がそのまま残ってしまっているユーザであり、当該ユーザに
    ついてはデータが更新されないリスクはない(既に更新できなかった状態になって
    いるため)ので、気にする必要はありません。
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