e-TAXグループ通算(電子申告)
Q&Aコーナー
  整理番号:0103410
更 新 日:2024/11/25
テーマ 受信通知
質問
 電子申告データを送信したところ、受信通知で次のエラーが表示されました。
 対処方法を教えてください。

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 エラー:HUBH001E:送信されたデータ形式では読み取ることができません。
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回答
 国税e-Taxソフト仕様で認められていない文字等の使用が原因です。
 当該エラーが発生した受信通知によって対処方法が異なるため、該当する以下のⅠ~Ⅲを
ご確認ください。

 Ⅰ 申告書の受信通知でエラーになる場合
  1.「電子申告データ送信前チェック確認表」のエラー項目(★印)の確認
  2.CSV読込により令和100年以上の年月日が読み込まれていないかの確認
  3.制御コードの混在の調査 ※令和100年以上の年月日の調査を含む
 Ⅱ 添付書類(PDF)の受信通知でエラーになる場合
 Ⅲ 財務諸表の受信通知でエラーになる場合

Ⅰ 申告書の受信通知でエラーになる場合
1.「電子申告データ送信前チェック確認表」のエラー項目(★印)の確認
  メニュー902(追加送信の場合はメニュー906)の電子申告データの作成時に、国税受付
 システム(e-Tax)でエラーになる内容が含まれていないかチェックが行われ、該当する項目
 が存在する場合は、「電子申告データ送信前チェック確認表」が表示されます。

  当該確認表で「★印」の項目がある場合は、電子申告時に当該エラーが発生するため、
 該当項目のデータを修正した上で、再度、電子申告データの作成を行い、電子署名・
 電子申告をし直してください。
  
  なお、エラーになる「★印」の項目については、以下のオンラインQ&Aをご参照
 ください。
  【ご参考】「電子申告データ送信前チェック確認表」等のエラー項目(「★印」や
       「☆印」)の対処方法(整理番号:0103412)

2.CSV読込により令和100年以上の年月日が読み込まれていないかの確認
  年月日の「年」は画面上では2桁(令和99年)までしか入力できませんが、CSVより
 読み込ませた場合、WSによっては「年」が3桁以上で読み込めてしまう場合(※1)が
 あります。
  (例)令和4年11月30日とするためにCSVでは20221130と入力すべきところ、間違えて
    21221130(=令和104年11月30日)の100年先の西暦としてしまうケースなど
  ※1 よくお問い合わせをいただくのは、別表8(1)の[非支配目的株式等の明細]WSの
    [基準日等]欄です。
     eConsoliTaxでは、別表6(4))の[納付確定日又は納付日]欄や、別表14(2)(寄附金)  
    の[寄附した日]欄や[支出した日]欄もお問い合わせが多かったのですが、e-TAXグル
    ープ通算では、これらの欄では現象は発生しません。

  この場合、電子申告データの作成時にはエラーになりませんが、電子申告時に国税
 受付システム(e-Tax)側でデータのチェックが行われて、「年」が3桁以上の項目が
 存在する場合に当該エラーとなります。

  年月日の項目がある明細をCSVから読み込ませた場合は、対象のWSを開いて
 「年」が3桁以上や「***」と表示されていないかご確認いただき、該当する場合は
 「年」を削除して正しく修正してください。
  修正後、再度、電子申告データの作成を行い、電子署名・電子申告をし直して
 ください。
  参考資料1

  また、確認しても該当の項目が見当たらない場合は、次の3をご確認ください。

3.制御コードの混在の調査 ※令和100年以上の年月日の調査を含む
  Excelなど他のアプリケーションからコピーしたデータをシステムに貼り付ける場合に、
 稀に改行コードなどの制御コードが含まれてしまうことがあります。
  電子申告データの作成時にはエラーになりませんが、電子申告時に国税受付システム
 (e-Tax)側でデータのチェックが行われて、当該制御コードが存在する場合に当該エラー
 となります。
 
  制御コードは印刷不可文字で見た目には判別できないため、お手数ですが、以下の
 データをzipファイル等に圧縮していただき、ヘルプデスクまでメール等でご送付ください。
  データ調査させていただき、対処方法をご案内いたします。
  なお、調査では上記Ⅰ2で「年」が3桁以上のデータが含まれているかどうかもあわせて
 調査させていただきます。

 <調査用データの取得方法>
 ① メニュー902(追加送信の場合はメニュー906)を開きます。
 ② 上記①のメニューは開いた状態で、以下の「DT」フォルダ(※2)を右クリック
  より[送る]>[圧縮(zip形式)フォルダー]をクリックします。
   C:\Program Files (x86)\TKC\eConsTax\GXYYYY\ETAX\DT
   ※2 「GXYYYY」の「YYYY」は、ご利用のシステム年度の西暦と
     なります。
      (例)令和4年度版(2022)の場合は、「GX2022」となります。
 ③ 上記②の「DT」フォルダに「DT.zip」ファイルが作成されますので、お手数ですが、
  当該zipファイルをヘルプデスクまでメール等でご送付ください。
  参考資料2

Ⅱ 添付書類(PDF)の受信通知がエラーになる場合
  PDFのファイル名に国税e-Taxソフト仕様で利用できない文字(※3)が使用されて
 いる場合は、添付書類の受信通知でエラー(※4)になります。
  PDFのファイル名には国税e-Taxソフト仕様で利用できない文字を使用しないように
 ご修正いただき、再度、電子申告データの作成、電子署名・電子申告を行なってください。
  ※3 よく問題になる使用できない文字は以下です。
     「半角カナ文字、℃、№、℡、Å、⌒、★、☆、♀、♂、♪、♭、♯」
     この中で特によく問題になるのは、「半角カナ文字」と「№」です。
     「半角カナ文字」は全角カナ文字に、「№」は「No.」(半角英字)に修正して
    ください。
  ※4 PDFのファイル名に国税e-Taxソフト仕様で利用できない文字が使用されている
    場合は、上記Ⅰ1.の「電子申告データ送信前チェック確認表」にエラー項目(★印)
    として表示されるためご注意ください。
     また、★のエラーの原因となるPDFと一緒に送られたPDFについても電子申告
    されていない状態となるため、再度、電子申告対象の全てのPDFを電子申告し直
    す必要があることにご注意ください。

Ⅲ 財務諸表の受信通知がエラーになる場合
  ご利用の財務会計ソフトで国税庁指定XBRL形式の財務諸表を作成されており、
 当該データに半角カナ文字等の国税e-Taxソフト仕様で利用できない文字(※3)が含まれて
 いる場合は、電子申告データの作成時はエラーになりませんが、電子申告時に国税受付
 システム(e-Tax)側で当該エラーとなります。

  詳細な原因と対処方法については、こちら(※5)のTKCユーザサポート案内
 をご参照ください。
  ※5 オンラインQ&A>「TKCユーザーサポート案内」バックナンバー>
     ページ左の「2023年」をクリックし、以下のリンクです。
     参考資料4
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