国税e-Taxソフト仕様で認められていない文字等の使用が原因です。
当該エラーが発生した受信通知によって対処方法が異なるため、該当する以下のⅠ~Ⅲを
ご確認ください。
Ⅰ 申告書の受信通知でエラーになる場合
1.「電子申告データ送信前チェック確認表」のエラー項目(★印)の確認
2.CSV読込により令和100年以上の年月日が読み込まれていないかの確認
3.制御コードの混在の調査 ※令和100年以上の年月日の調査を含む
Ⅱ 添付書類(PDF)の受信通知でエラーになる場合
Ⅲ 財務諸表の受信通知でエラーになる場合
Ⅰ 申告書の受信通知でエラーになる場合
1.「電子申告データ送信前チェック確認表」のエラー項目(★印)の確認
メニュー902(追加送信の場合はメニュー906)の電子申告データの作成時に、国税受付
システム(e-Tax)でエラーになる内容が含まれていないかチェックが行われ、該当する項目
が存在する場合は、「電子申告データ送信前チェック確認表」が表示されます。
当該確認表で「★印」の項目がある場合は、電子申告時に当該エラーが発生するため、
該当項目のデータを修正した上で、再度、電子申告データの作成を行い、電子署名・
電子申告をし直してください。
なお、エラーになる「★印」の項目については、以下のオンラインQ&Aをご参照
ください。
【ご参考】
「電子申告データ送信前チェック確認表」等のエラー項目(「★印」や
「☆印」)の対処方法(整理番号:0103412)
2.CSV読込により令和100年以上の年月日が読み込まれていないかの確認
年月日の「年」は画面上では2桁(令和99年)までしか入力できませんが、CSVより
読み込ませた場合、WSによっては「年」が3桁以上で読み込めてしまう場合(※1)が
あります。
(例)令和4年11月30日とするためにCSVでは20221130と入力すべきところ、間違えて
21221130(=令和104年11月30日)の100年先の西暦としてしまうケースなど
※1 よくお問い合わせをいただくのは、別表8(1)の[非支配目的株式等の明細]WSの
[基準日等]欄です。
eConsoliTaxでは、別表6(4))の[納付確定日又は納付日]欄や、別表14(2)(寄附金)
の[寄附した日]欄や[支出した日]欄もお問い合わせが多かったのですが、e-TAXグル
ープ通算では、これらの欄では現象は発生しません。
この場合、電子申告データの作成時にはエラーになりませんが、電子申告時に国税
受付システム(e-Tax)側でデータのチェックが行われて、「年」が3桁以上の項目が
存在する場合に当該エラーとなります。
年月日の項目がある明細をCSVから読み込ませた場合は、対象のWSを開いて
「年」が3桁以上や「***」と表示されていないかご確認いただき、該当する場合は
「年」を削除して正しく修正してください。
修正後、再度、電子申告データの作成を行い、電子署名・電子申告をし直して
ください。
また、確認しても該当の項目が見当たらない場合は、次の3をご確認ください。
3.制御コードの混在の調査 ※令和100年以上の年月日の調査を含む
Excelなど他のアプリケーションからコピーしたデータをシステムに貼り付ける場合に、
稀に改行コードなどの制御コードが含まれてしまうことがあります。
電子申告データの作成時にはエラーになりませんが、電子申告時に国税受付システム
(e-Tax)側でデータのチェックが行われて、当該制御コードが存在する場合に当該エラー
となります。
制御コードは印刷不可文字で見た目には判別できないため、お手数ですが、以下の
データをzipファイル等に圧縮していただき、ヘルプデスクまでメール等でご送付ください。
データ調査させていただき、対処方法をご案内いたします。
なお、調査では上記Ⅰ2で「年」が3桁以上のデータが含まれているかどうかもあわせて
調査させていただきます。
<調査用データの取得方法>
① メニュー902(追加送信の場合はメニュー906)を開きます。
② 上記①のメニューは開いた状態で、以下の「DT」フォルダ(※2)を右クリック
より[送る]>[圧縮(zip形式)フォルダー]をクリックします。
C:\Program Files (x86)\TKC\eConsTax\GX
YYYY\ETAX\DT
※2 「GX
YYYY」の「
YYYY」は、ご利用のシステム年度の西暦と
なります。
(例)令和4年度版(2022)の場合は、「GX2022」となります。
③ 上記②の「DT」フォルダに「DT.zip」ファイルが作成されますので、お手数ですが、
当該zipファイルをヘルプデスクまでメール等でご送付ください。
Ⅱ 添付書類(PDF)の受信通知がエラーになる場合
PDFのファイル名に国税e-Taxソフト仕様で利用できない文字(※3)が使用されて
いる場合は、添付書類の受信通知でエラー(※4)になります。
PDFのファイル名には国税e-Taxソフト仕様で利用できない文字を使用しないように
ご修正いただき、再度、電子申告データの作成、電子署名・電子申告を行なってください。
※3 よく問題になる使用できない文字は以下です。
「半角カナ文字、℃、№、℡、Å、⌒、★、☆、♀、♂、♪、♭、♯」
この中で特によく問題になるのは、「半角カナ文字」と「№」です。
「半角カナ文字」は全角カナ文字に、「№」は「No.」(半角英字)に修正して
ください。
※4 PDFのファイル名に国税e-Taxソフト仕様で利用できない文字が使用されている
場合は、上記Ⅰ1.の「電子申告データ送信前チェック確認表」にエラー項目(★印)
として表示されるためご注意ください。
また、★のエラーの原因となるPDFと一緒に送られたPDFについても電子申告
されていない状態となるため、再度、電子申告対象の全てのPDFを電子申告し直
す必要があることにご注意ください。
Ⅲ 財務諸表の受信通知がエラーになる場合
ご利用の財務会計ソフトで国税庁指定XBRL形式の財務諸表を作成されており、
当該データに半角カナ文字等の国税e-Taxソフト仕様で利用できない文字(※3)が含まれて
いる場合は、電子申告データの作成時はエラーになりませんが、電子申告時に国税受付
システム(e-Tax)側で当該エラーとなります。
詳細な原因と対処方法については、
こちら(※5)のTKCユーザサポート案内
をご参照ください。
※5 オンラインQ&A>「TKCユーザーサポート案内」バックナンバー>
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