送信結果で当該エラー(MUD003E)が発生している提出先団体については、電子申告データが
送信されていません。そのため、以下の原因と対処を確認の上、再度電子申告してください。
Ⅰ 原因
エラーの原因は、以下の1.又は2.のいずれかです。(通常は以下の1.が原因です。)
原因1:地方税eLTAXへ申告書提出先の追加を行わずに電子申告した
(=提出先の追加が必要だが行われていない提出先団体の送信結果に、エラー(MUD003E)
が表示されます。)
(注)申告書提出先の追加が必要になる具体的ケースは、主に以下の4つです。
・2以上の都道府県(市町村)に事業所がある法人で、利用届出後、提出先の追加を行
っていない場合
・都道府県税の申告のために利用届出を行ったが、市町村民税の提出先追加を行って
いない場合(逆も同様)
・期中に事業所の移転や統廃合があり、申告書の提出先が変更になったが、提出先の
追加・削除を行っていない場合
・利用届出の際に、「代理行為のみ」にチェックを付けて届け出ている場合
原因2:利用届出時に通知された利用者IDと異なる利用者IDで電子申告した
Ⅱ 上記「原因1」に該当する場合の対処方法
以下は、当期に横浜市に事務所の新設(今までは横浜市に事務所はなかった)があったが、
地方税eLTAXに横浜市の提出先情報の更新処理を行わずに電子申告を行なってしまい、
横浜市のみ送信結果でエラー(MUD003E)になったケースを例に説明します。
1.メニュー901(予定申告の場合はメニュー801)の[国税・地方税の申告先の確認]タブで、
エラーになった横浜市の申告先税事務所が正しく設定されている確認します。
2.確認結果に応じて、以下の(1)又は(2)のとおり対処します。
(1) 申告先税務事務所が正しく設定されている場合
①メニュー203の[6.申告書提出先の追加・削除・確認]ボタンをクリックし、地方税
eLTAXへ申告書提出先情報等の更新を行います。
これにより、横浜市の提出先情報の更新処理が行われます。
詳細は、以下のオンラインQ&Aをご参照ください。
【ご参考】
「申告書提出先の追加・削除・確認」を行うタイミングと処理方法
(整理番号:0101359)
②メニュー903等で、再度、電子申告データの送信を行なってください。
なお、電子申告データの再作成や電子署名は不要です。
③電子申告直後に送信結果が表示されますので、エラー(MUD003E)が解消されていること
を確認し、受付通知の確認も行います。
(2) 申告先税務事務所が正しく設定されていない場合(修正が必要な場合)
①メニュー901(予定申告の場合はメニュー801)の[国税・地方税の申告先の確認]タブで、
申告書提出先を正しく設定してください。

なお、同タブの[再提出選択]ボタンより、横浜市のみ「再提出する」にチェックを付
けることにより、送信結果でエラーになった横浜市のみ再度電子申告を行えます。
ただし、
特定の申告先へのみ再提出した場合、電子申告完了報告書、及びメニュー
909の電子申告済み申告書類の印刷では、再提出(再送信)した申告先しか印刷できま
せん。すべての申告先を印刷したい場合は、該当税目のすべての申告先について
再送信してください。
【ご参考】
地方税電子申告後、特定の団体へのみ再提出(再送信)することの可否
(整理番号:0103125)
(補足)
1.メニュー901で申告書提出先を変更したり、メニュー902で電子申告データの作成
を行うためには、電子申告データの確定解除が必要です。
電子申告データの確定解除は、グループ全体の処理権限を有するユーザしか行え
ないため、親法人に依頼してください。
2.申告先税務事務所を変更(設定)するには、変更対象の団体の行の[申告先税務事務所]
欄を選択し、[F5税事務所一覧]ボタンより、申告先税務事務所を選択します。
②メニュー902等で、地方税の提出対象の税目のタブで、電子申告データの再作成を行います。
③メニュー902等を閉じるタイミングで、[地方税電子申告の申告書提出先の追加・削除]画面
が表示されるため、[申告書提出先の追加・削除へ]ボタンをクリックし、地方税eLTAXへ
提出先情報等の更新を行います。
④メニュー903等で、電子署名を行い、電子申告をし直します。
⑤電子申告直後に送信結果が表示されますので、エラー(MUD003E)が解消されていることを
確認し、そのまま受付通知を確認します。
Ⅲ 上記「原因2」に該当する場合の対処方法
1.メニュー201の[電子申告]タブの[利用者ID]欄に、通知を受けた正しい利用者IDを
入力(変更)します。
2.メニュー902等で、地方税の提出対象の税目のタブで、電子申告データの再作成を行い
ます。
(注)メニュー902等で電子申告データの作成を行うためには、電子申告データの確定解除
が必要です。
電子申告データの確定解除は、グループ全体の処理権限を有するユーザしか行えない
ため、親法人に依頼してください。
3.メニュー903等で、電子署名を行い、電子申告をし直します。
4.電子申告直後に送信結果が表示されますので、エラー(MUD003E)が解消されていることを
確認し、そのまま受付通知を確認します。