e-TAXグループ通算(電子申告)
Q&Aコーナー
  整理番号:0103458
更 新 日:2023/06/15
テーマ 署名
質問
 ICカードで電子署名をすると、以下のエラーメッセージが表示されます。
 どうしたらよいでしょうか?

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 エラー:電子証明書を正常に読み取れませんでした。[エラーコード:0470]
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回答
 当エラーはご環境により原因が様々なため、お手数ですが、以下のご確認をお願い
いたします。
 個人番号カードを利用している場合は、以下のⅠとⅡ、それ以外の場合は以下のⅡを
ご確認ください。(※1)
 ※1 よくある原因は、以下の3点です。
    ① Ⅰ1:利用者クライアントソフトの未登録やバージョンが古い場合
    ② Ⅱ3:電子証明書専用ソフトが未登録やバージョンが古い場合
    ③ Ⅱ5:その他の原因で電子証明書の情報が正しく読み込めていない場合

Ⅰ 個人番号カードの場合
1.「利用者クライアントソフト」が未登録やバージョンが古い場合
 個人番号カードで電子署名するには、対応した「利用者クライアントソフトVer3.0」以上
をパソコンに登録する必要があります。
 当該専用ソフトの未登録や、登録済だがバージョンが古い場合に、ICカードの読み取り
ができません。未登録の場合やバージョンが古い場合は、最新版の利用者クライアントソフト
を登録してください。
 「利用者クライアントソフト」のダウンロードや利用方法ついては、以下をご参照ください。
(1) 利用者クライアントソフトのダウンロード ※Windowsをご利用の方
(2) 利用者クライアントソフトの利用方法 ※Windowsをご利用の方

2.ICカードリーダライタが対応していない場合
 個人番号カードで電子署名するには、対応したICカードリーダライタが必要です。
 対応ICカードリーダライタは、以下の公的個人認証サービスポータルサイトの
「マイナンバーカードに対応したICカードリーダライタ一覧」のリンクからダウンロード
されるPDFで公開されていますので、ご確認ください。
(1) 申請に利用する機器を選ぶ(※1)
  ※1 「マイナンバーカードに対応したICカードリーダライタ一覧」のリンクから
    PDFをご参照ください。

3.Windows Updateの更新プログラムを適用していない場合
 利用者クライアントソフト(Windows版)は、以下のWindows更新プログラムの適用が
必須です。未適応の場合は、適用をしてください。
(1) Windows11の場合
  Windowsの2021年11月以降の累積更新プログラム
  利用者クライアントソフトのダウンロード ※Windowsをご利用の方(※1)
  ※1 「前提となるWindows更新プログラム」をご参照ください。

Ⅱ 共通事項
1.PCの電源を投入後に、ICカードリーダライタを接続している場合
  ICカードリーダライタを接続した状態で、PCを再起動してください。

2.電子署名時の「認証局サービス名」の選択が誤っている場合
  「認証局サービス名」(※1)(※2)を正しく選択しているかご確認ください。
  ※1 メニュー201の[電子申告]タブの[電子証明書]-[証明書(認証局)名]欄で選択
    している認証局は、メニュー903等の電子署名を行う画面で、初期表示に使用
    されます。
     認証局サービス名は、電子署名を行う画面で変更可能です。
     参考資料1
  ※2 ご注意いただきたい電子証明書(2点)
     ① 新暗号に対応した「AOSignサービス電子証明書」(ICカード券面に「V4」
      と記載)で電子署名する場合、「AOSignサービス(V4)」を選択して
      ください。
     ② 個人番号カードで電子署名する場合
       「公的個人認証サービス(番号カード)」を選択してください。

3.ICカードリーダライタのデバイスドライバや電子証明書専用ソフトの登録が
   行われていない場合、バージョンが古い場合、及び正常に登録できていない場合
  ご利用のICカードリーダライタのデバイスドライバや電子証明書専用ソフト(※1)
 の登録が行われていない場合や、バージョンが古い場合、もしくは登録がうまくできて
 いない場合は、最新のデバイスドライバ等を登録し直してください。
  特に、ICカードリーダライタによっては、電子証明書専用ソフトの登録が必要に
 なるものがありますが、当該専用ソフトを登録されていなかったり、バージョンが古い
 ことが原因であることが多いのでご注意ください。
  なお、登録方法については、ご利用のICカードリーダライタのサポートページ
 から、取扱説明書や電子証明書の登録手順書等をご参照ください。
  ※1 ICカードタイプの電子証明書を利用するには、ICカードから電子証明書を
    読み取るための専用のソフトウェアを登録する必要があります。
     電子証明書の取扱説明書等に従い、登録(更新)してください。

4.複数のICカードリーダライタのデバイスドライバが登録されている場合
  複数のICカードリーダライタのデバイスドライバが登録されているPCでは、
 デバイスドライバが競合してしまう場合があります。
  電子署名でご利用されるICリーダライタ1機種のデバイスドライバのみ登録
 してください。
  それ以外の(使用しない)デバイスドライバは削除してください。

5. その他の原因で電子証明書の情報が正しく読み込めていない場合
  以下の手順で電子証明書の作業フォルダを削除してください。
(1) 「C:\ユーザー\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Microsoft\Crypto\RSA」フォルダ(※1)を
 開きます。
 ※1 「ユーザー」フォルダは「Users」フォルダの場合があります。
    また、「(ユーザ名)」のフォルダの中に「AppData」フォルダが表示されないい場合、
   以下の手順で「AppData」フォルダを表示します。
    ① 「Windowsキー + R」で[ファイル名を指定して実行]画面を表示します。
    ② [名前]欄に、「control folders」と入力し、[OK]ボタンをクリックします。
      (「」は入力不要です。)
      参考資料2
    ③ [エクスプローラのオプション]画面の[表示]タブをクリックします。
    ④ 「ファイルおよびフォルダー」>「ファイルとフォルダーの表示」>
      「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェック
      をつけて[OK]ボタンをクリックします。
      参考資料3
(2) 上記「RSA」フォルダ内の「S-1」から始まるフォルダを全て選択した状態で、
 右クリック>「切り取り」(※2)を選択します。
  ※2 「RSA」フォルダ内に「S-1」から始まるフォルダが1つもない状態にするのが
    目的のため、「コピー」ではなく、必ず「切り取り」を選択してください。
(3) デスクトップなど任意の場所に退避用のフォルダを作成いただき、当フォルダ内で
 右クリック>「貼り付け」で、上記(2)のフォルダを貼り付けます。(退避させます。)
  参考資料4
(4) 再度、電子署名を行い、エラーが解消されるかご確認(※3)ください。
 ※3 当対処方法でエラーが解消されて電子署名が行えた場合は、上記(3)で退避させた
   フォルダは、1ヶ月程度そのまま残していただき、それ以降システムの運用に支障
   がないようであれば、削除してください。
    (支障が出ることは通常ありませんが、念のためしばらく様子見のために残して
   おいてください。)
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