e-TAXグループ通算(申告書作成)
Q&Aコーナー
  整理番号:0103748
更 新 日:2024/11/07
テーマ その他
質問
 CSV(※1)をExcelで開くと、CSVのデータが一部置き変わって表示されます。
 置き変わってしまったことに気付かずに、そのまま保存し直してシステムにCSVを
読み込ませると、エラーが表示されたり誤ったデータが読み込まれてしまいます。
 なぜデータが置き変わってしまうのでしょうか?
 また、データの置き変えが発生しないようにExcelでCSVを開くにはどうしたらよい
でしょうか?
 ※1 CSV入力フォーム(※2)や財務諸表・勘定科目内訳明細書のCSV(※3)など
 ※2 マスター、法人税WS、地方税WSの明細データ用のCSV入力フォーム
 ※3 貴社独自レイアウトや国税庁指定CSV形式(国税庁標準フォーム)
回答
Ⅰ CSVをExcelで開くと一部のデータが置き変わって表示される理由
  CSVをダブルクリックなどでExcelから開くと、表示形式が標準(デフォルト)の
 セルでは、Excelがデータから型を推測して入力を補完します。
  その結果として、以下のように意図しない表示形式で表示されたり、本来の値から
 別の値に置き換わってしまう現象が発生します。

 ① 文字列が数字と判断されて、頭の0が削除される。(0落ち)(例)001234→1234
 ② ハイフン付きの文字列が日付と判断されて変換される。 (例)4-1→4月1日
 ③ 数値/数値が日付と判断されて変換される。       (例)4/1→4月1日
 ④ 12桁以上の数値が指数形式で表示される。(例)123456789000→1.23457E+11

  現象が発生した状態でCSVを保存し直した場合、意図しない表示がそのまま文字列
 データとしてCSVに保存されてしまうため、当該CSVをシステムで読込むとエラー
 が発生したり、誤った値が読み込まれます。
 参考資料1

Ⅱ 値の置き換わりを発生させずにCSVを開く方法
  上記Ⅰの現象が発生するデータを含むCSVを開く場合(※1)は、以下のいずれかの
 方法でCSVを開いてください。
  ※1 現象が発生するデータを含まないCSVの場合は、ダブルクリック等により
    そのままExcelで開いて問題ありません。

1.Excelを利用する場合 ※CSVを文字列として読み込む方法
(1) メリット
  扱い慣れているExcelで、表形式によりCSVを確認・修正できます。
  以下2.(1)のように軽微な修正等を行う場合を除いて、基本的にはこちらの方法を
 ご利用ください。(※2)
  ※2 CSVを扱える機能を有する高機能なテキストエディタやCSV専用エディタ
    をご利用の場合は、Excelではなくこれらのエディタをご利用いただくことを
    お勧めします。
     CSVを扱えるエディタの場合、以下(2)のようなCSVを開く手間は発生
    せず、Excelのように確認・編集が行えるため、デメリットはありません。
     参考資料2
(2) デメリット
  CSVをダブルクリック等で開くことはせず、Excelを開いてからCSVを文字列と
 して読み込む(※3)必要があるため、読込みの手間が発生します。
  ※3 CSVのデータをExcelに文字列の形式で読み込む方法は、以下のオンライン
    Q&Aをご参照ください。
     【ご参考】文字や数値の置き換えを発生させずにCSVをExcelから開く方法
          (整理番号:0103251)

2.テキストエディタを利用する方法
(1) メリット
  メモ帳などのご利用のテキストエディタでCSVを開くことで、値の置き換えを
 発生させずにCSVの確認・修正をすることができます。
  基本的には、上記1のExcelを利用する方法でCSVを扱い、CSVの中身を少し
 だけ確認したい場合や軽微な修正を行う場合は、こちらの方法を併用されることを
 お勧めします。
  また、上記(※2)の通り、CSVを扱える機能を有する高機能なテキストエディタや
 CSV専用エディタをご利用の場合は、以下(2)のデメリットもなくExcelのように
 表形式で確認・編集が可能なため、Excelではなくこれらのエディタをご利用いただく
 ことをお勧めします。
(2) デメリット
  表形式ではなく値とカンマ(=列の区切り)からなる文字列として表示されるので、
 データの確認・編集がしづらいです。
  参考資料3
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