e-TAXグループ通算(申告書作成)
Q&Aコーナー
  整理番号:0103736
更 新 日:2024/11/07
テーマ その他
質問
 明細の各項目を一つずつ削除したのですが、空明細が別表に印刷されてしまうものがあります。
 法人税や地方税のワーキングシート(WS)の明細データはどうやって削除すればよいでしょうか?
 また、[F6行編集]の使用方法についても教えて下さい。
回答
Ⅰ 明細を削除する場合
  明細を削除する場合は、[F6行編集]-[行削除]を使用して削除してください。
  当該機能を使用せずに、明細の各項目の値を削除しただけでは、空明細のデータが削除
 されずにそのまま残るため、別表に空明細が印刷される場合があります。
  参考資料1

Ⅱ [F6行編集]ボタンの使用方法
1.[F6行編集]ボタンの機能
  「行移動」「行削除」「行挿入」「行複写」の4つの機能があります。
  各機能は、基本的に複数行を一度に処理(※1)できますが、WSによっては1行ずつ
 しか処理できない場合があります。
  使用できる機能はWSによって異なり、[F6行編集]ボタンをクリックした際に表示
 されて活性になっている機能が使用可能です。
  表示されない機能や、表示されるが非活性になっている機能は、そのWSや特定の明細
 (固定明細(※2)など)では使用できない機能となります。
  ※1 「行挿入」は1行のみの追加となり、複数行の追加はできません。
  ※2 行編集ができない固定明細では、[F6行編集]ボタン自体が非表示になります。
  
  (例)① メニュー403の[留保2(4表と5表で連動する項目)]WS
      「行移動」「行削除」「行挿入」は行えますが、「行複写」は行えないため
     表示されません。
      また、「行移動」は複数行を一度に処理可能ですが、「行削除」は1行ずつしか
     行えません。
      参考資料2
    ② メニュー402(404)の[15:交際費等の損金算入]WS
      全ての機能が使用可能です。
      また、「行移動」「行削除」「行複写」は複数行を一度に処理可能ですが、
     固定行の[交際費]と[控除対象外消費税額等]の行では、[F6行編集]ボタンは
     非表示となります。
      参考資料3
    
2.各機能の使用方法
  [15:交際費等の損金算入]WSを例に説明します。
  処理方法は各機能で同様となるため、よく使用する以下の「(1) 行削除」を例に
 使用方法を説明し、それ以外は異なる点のみ記載します。

(1) 行削除
  行4~行6の3行を削除する場合は以下となります。
 ① 3行目以降の科目等の欄を選択して、[F6 行編集]ボタンをクリックします。
 ② [行編集]をクリックします。
 ③ 削除開始行の選択になるので、4行目でEnterキーを押下(もしくはダブルクリック)
  します。開始行が赤く反転されます。
 ④ 削除終了行の選択になるので、6行目でEnterキーを押下(もしくはダブルクリック)
  します。開始行~終了行が赤く反転されます。
 ⑤ 選択された明細を削除してよいか確認のダイアログが表示されるので、[OK]ボタン
  をクリックします。
 ⑥ 行4~行6が削除されたことを確認します。
   参考資料4

(2) 行移動
  手順は上記(1)と同様です。
  異なる点は、移動開始行と終了行を選択すると、これらの複数行が一旦削除された状態
 となり、移動先の行をEnterキーを押下(もしくはダブルクリック)すると、当該移動先
 の行以降にまとめて移動されます。
  (例)4行目~5行目を選択して、移動先として3行目をダブルクリックすると、以下の
    状態になります。
    ----------------------    ----------------------
    行  科目       →→→ 行  科目
    ---------------------- 行移動 ----------------------
    1  交際費          1  交際費
    2  控除対象外消費税額等   2  控除対象外消費税額等
    3  行3科目         3  行4科目  ← ※移動先の行
    4  行4科目         4  行5科目
    5  行5科目         5  行3科目
    6  行6科目          6  行6科目
    7  行7科目         7  行7科目
    ----------------------    ----------------------

(3) 行複写
  手順は上記(1)と同様です。
  異なる点は、複写開始行と終了行を選択すると、これらの複数行が青色で反転された
 状態となり、複写先の行をEnterキーを押下(もしくはダブルクリック)すると、当該複写先
 の行以降にまとめて複写されます。
  (例)4行目~5行目を選択し、複写先として3行目をダブルクリックすると、以下の
    状態になります。
    ----------------------    ----------------------
    行  科目       →→→ 行  科目
    ---------------------- 行複写 ----------------------
    1  交際費          1  交際費
    2  控除対象外消費税額等   2  控除対象外消費税額等
    3  行3科目         3  行4科目  ← ※複写先の行
    4  行4科目         4  行5科目
    5  行5科目         5  行3科目
    6  行6科目          6  行4科目
    7  行7科目         7  行5科目
                   8  行6科目
                   9  行7科目
    ----------------------    ----------------------

(4) 行挿入
  行挿入は1行のみの追加となるため、上記(1)とは異なり、開始行と終了行の選択は
 ありません。
  挿入したい行を選択した状態で、[行挿入]を選択することで、空行が挿入されます。
  (例)5行目に行挿入して空行を追加すると、以下の状態になります。
    ----------------------    ----------------------
    行  科目       →→→ 行  科目
    ---------------------- 行挿入 ----------------------
    1  交際費          1  交際費
    2  控除対象外消費税額等   2  控除対象外消費税額等
    3  行3科目         3  行3科目
    4  行4科目         4  行4科目
    5  行5科目         5  (空行)  ← ※挿入先の行
    6  行6科目          6  行5科目
    7  行7科目         7  行6科目
                   8  行7科目
    ----------------------    ----------------------
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