Ⅰ ワーキングシートの閲覧の機能
ワーキングシートの閲覧は、法人税や地方税のワーキングシート(WS)(※1)を確認
できる機能で、WSの入力はできません。
プロセス4~6(予定申告の場合はプロセス3、4)の[ワーキングシートの閲覧]ボタン
から使用可能です。
※1 法人税はメニュー404、地方税はメニュー501と502のWSを確認できます。
当機能を使用する利点は、以下の2点です。
1.各WSは参照モード(=WSが入力完了(確定)された状態)で開かれるため、誤ってWS
の入力内容を変更してしまうことがありません。
2.他の担当者が処理中(※2)のWSも確認することができます。
※2 WSが入力完了(確定)されていない状態で法人税や地方税のメニューを開くと
排他制御(※3)がかかり、処理中のメニューは他のユーザでは開けない状態と
なります。
※3 本体システムは、原則的に1つのメニューを処理できるのは1ユーザとなります。
ただし、メニュー402(404)は、入力する別表の種類(8つの区分)毎に排他制御が
行われるため、複数のユーザで同時に処理が可能です。
(区分毎に1ユーザのみで処理が可能です。)
そのため、当機能を使用することで、他のユーザの処理に影響を与えずに、WSを確認
することができます。
Ⅱ ワーキングシートの閲覧を使用するケース
当機能を使用するのは、主に以下の3つの場合です。
1.親法人など複数の法人を処理できる担当者が、自社以外の法人のWSの入力内容を確認
する場合
2.自社のWSの入力完了(確定)が行われていない状況で、誤ってWSの入力内容を変更
しないようにWSの確認を行う場合
3.WSの入力権限のない担当者(※1)が、WSの入力内容を確認する場合
※1 運用管理システムのメニュー102で、[ワーキングシートの入力]欄を「不可(閲覧
のみ可)」(※2)と設定されているユーザIDを使用している担当者

※2 入力権限がない場合、法人税や地方税に関する以下のWSが非活性となります。
① 法人税と地方税の前期繰越金額等の確認(修正)
(メニュー301、302、[ASP1000Rからの移行データ読込])
※ 予定申告の場合は該当するメニューはなし
② 法人税ワーキングシートの入力と確認
(メニュー401~404、eTaxEffectからのデータ連携、メニュー607)
※ 予定申告の場合はメニュー301
③ 地方税ワーキングシートの入力と確認(メニュー501~503)
※ 予定申告の場合はメニュー401、402
④ 申告書添付書類の作成(メニュー801~805)
※ 予定申告の場合はメニュー701、702
⑤ 延滞金や地方税納付書の作成(メニュー1001~1004)
※ 予定申告の場合はメニュー601~603、メニュー901~904