e-TAXグループ通算(申告書作成)
Q&Aコーナー
  整理番号:0103732
更 新 日:2024/11/07
テーマ その他
質問
 システムの同時入力や排他制御について教えて下さい。
 具体的には以下の内容です。

1.同一法人を複数のユーザで処理(入力)することはできるか?
2.同一メニューを複数のユーザで処理(入力)することはできるか?
3.運用管理システムを複数のユーザで処理できるか?

 また、上記の注意点もあればあわせて教えて下さい。
回答
Ⅰ 本体システム
1.1つの法人を複数のユーザで処理することの可否
  可能です。
  注意点は以下の2をご参照ください。

2.1つのメニューを複数のユーザで処理することの可否
  原則的に、入力や計算に関するメニュー(印刷のメニューは除きます。)は、1メニュー
 1ユーザしか処理できません。

(1) 入力に関するメニュー
  既に処理中の入力に関するメニューに、他のユーザで当該メニューを開こうとすると、
 以下のメッセージが表示されて、同時入力できないように排他制御がかかります。
  -------------------------------------------------------------------------------
  確認
  ? 現在、選択した通算法人のデータは、他のユーザで利用されています。
    そのため、現在処理を行うことはできません。
    |行|ユーザID|ユーザ名|処理区分|処理中のメニュー|電話番号|内線番号|
                     [OK]
  -------------------------------------------------------------------------------
  
                        参考資料1
  この場合は、処理中のユーザが当該メニューを終了するまでお待ちください。
  また、処理中のメニューの入力はできませんが、処理中のメニューのWSの入力内容を
 確認することは可能で、[ワーキングシートの閲覧]ボタン(※1)から行えます。
  ※1 プロセス4、5、及び6です。(予定申告の場合は、プロセス3と4です。)

  例外として、メニュー402(404)は、入力する別表の種類(8つの区分)毎に排他制御
 が行われます。(=各区分がメニューに相当するイメージです。)
  例えば、ユーザAが「別表1等・別表2・別表3(1)」の区分にチェックを付けて関連する
 WSを処理している場合は、当該区分については他のユーザは排他制御がかかり処理
 できませんが、それ以外の7つの区分については、他のユーザーで同時に処理することが
 可能です。
  
                        参考資料2
(2) 計算に関するメニュー
  計算処理(※)を行っている最中に、他のユーザが計算を行おうとすると、以下の
 メッセージが表示されます。
  この場合は、現在行われている計算処理が終了後に、計算処理を行ってください。
  ※以下のエラーメッセージが表示されるのは、以下の場合です。
   ① 単体仮計算で同一法人の計算処理を同時に行った場合
     (メニュー405や504で計算処理を同時に行った場合)
   ② 全体計算を同時に行った場合
     (メニュー603や701で計算処理を同時に行った場合)
  ----------------------------------------------------------------
  エラー
  × 他のユーザからの指示に基づき、今回計算処理を行おうとしてい
   る法人データを用いて、現在計算処理を行っています。
    そのため、当該計算処理が終了するまでは、計算処理の指示は行
   えません。(101)
                [OK]
  ----------------------------------------------------------------
  
                        参考資料3

Ⅱ 運用管理システム
  1ユーザのみ使用可能です。
  例えば、既に運用管理システムにログイン中のユーザがいる場合に、他のユーザが運用
 管理システムにログインしようとすると、以下のメッセージが表示されます。
  既にログイン中のユーザが運用管理システムからログアウトするまでお待ちください。
  ---------------------------------------------------------------------
  情報
  i 既にサーバにログインしている他のユーザがいます。
    (ID:xxxxxxx)
    ログイン情報を強制解除し、入力されたユーザIDでログインしますか?
                     [OK][キャンセル]
  ---------------------------------------------------------------------
  ※「xxxxxxx」は、運用管理システムにログイン中のユーザIDです。
  
                        参考資料4
  なお、上記のメッセージを[OK]ボタン(※)で進むことで、運用管理システムに後から
 ログインしたユーザもログインできて、一見すると複数ユーザが同時に運用管理システムを
 使用できる状態に見えますが、実際は後からログインしたユーザでしか更新処理が行え
 ないためご注意ください。
  ※ 上記のメッセージの[OK]ボタンで後からログインできるようにしている理由は、
   前回運用管理システムを使用していた方が通信エラーや電源断などで運用管理システム
   を強制終了したため、運用管理システムにログイン中の情報が残ってしまった場合でも、
   他のユーザでログイン中のログイン情報をクリアし(追い出し)、運用管理システムに
   ログインできるようにするためです。
    そのため、実際に運用管理システムにログイン中のユーザがいる場合は、後から
   運用管理システムにログインしないようにご注意ください。
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