Ⅰ 本体システム
1.1つの法人を複数のユーザで処理することの可否
可能です。
注意点は以下の2をご参照ください。
2.1つのメニューを複数のユーザで処理することの可否
原則的に、入力や計算に関するメニュー(印刷のメニューは除きます。)は、1メニュー
1ユーザしか処理できません。
(1) 入力に関するメニュー
既に処理中の入力に関するメニューに、他のユーザで当該メニューを開こうとすると、
以下のメッセージが表示されて、同時入力できないように排他制御がかかります。
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確認
? 現在、選択した通算法人のデータは、他のユーザで利用されています。
そのため、現在処理を行うことはできません。
|行|ユーザID|ユーザ名|処理区分|処理中のメニュー|電話番号|内線番号|
[OK]
-------------------------------------------------------------------------------

この場合は、処理中のユーザが当該メニューを終了するまでお待ちください。
また、処理中のメニューの入力はできませんが、処理中のメニューのWSの入力内容を
確認することは可能で、[ワーキングシートの閲覧]ボタン(※1)から行えます。
※1 プロセス4、5、及び6です。(予定申告の場合は、プロセス3と4です。)
例外として、メニュー402(404)は、入力する別表の種類(8つの区分)毎に排他制御
が行われます。(=各区分がメニューに相当するイメージです。)
例えば、ユーザAが「別表1等・別表2・別表3(1)」の区分にチェックを付けて関連する
WSを処理している場合は、当該区分については他のユーザは排他制御がかかり処理
できませんが、それ以外の7つの区分については、他のユーザーで同時に処理することが
可能です。

(2) 計算に関するメニュー
計算処理(※)を行っている最中に、他のユーザが計算を行おうとすると、以下の
メッセージが表示されます。
この場合は、現在行われている計算処理が終了後に、計算処理を行ってください。
※以下のエラーメッセージが表示されるのは、以下の場合です。
① 単体仮計算で同一法人の計算処理を同時に行った場合
(メニュー405や504で計算処理を同時に行った場合)
② 全体計算を同時に行った場合
(メニュー603や701で計算処理を同時に行った場合)
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エラー
× 他のユーザからの指示に基づき、今回計算処理を行おうとしてい
る法人データを用いて、現在計算処理を行っています。
そのため、当該計算処理が終了するまでは、計算処理の指示は行
えません。(101)
[OK]
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Ⅱ 運用管理システム
1ユーザのみ使用可能です。
例えば、既に運用管理システムにログイン中のユーザがいる場合に、他のユーザが運用
管理システムにログインしようとすると、以下のメッセージが表示されます。
既にログイン中のユーザが運用管理システムからログアウトするまでお待ちください。
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情報
i 既にサーバにログインしている他のユーザがいます。
(ID:xxxxxxx)
ログイン情報を強制解除し、入力されたユーザIDでログインしますか?
[OK][キャンセル]
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※「xxxxxxx」は、運用管理システムにログイン中のユーザIDです。

なお、上記のメッセージを[OK]ボタン(※)で進むことで、運用管理システムに後から
ログインしたユーザもログインできて、一見すると複数ユーザが同時に運用管理システムを
使用できる状態に見えますが、実際は後からログインしたユーザでしか更新処理が行え
ないためご注意ください。
※ 上記のメッセージの[OK]ボタンで後からログインできるようにしている理由は、
前回運用管理システムを使用していた方が通信エラーや電源断などで運用管理システム
を強制終了したため、運用管理システムにログイン中の情報が残ってしまった場合でも、
他のユーザでログイン中のログイン情報をクリアし(追い出し)、運用管理システムに
ログインできるようにするためです。
そのため、実際に運用管理システムにログイン中のユーザがいる場合は、後から
運用管理システムにログインしないようにご注意ください。