e-TAXグループ通算(申告書作成)
Q&Aコーナー
  整理番号:0103257
更 新 日:2024/11/07
テーマ 添付書類
質問
 勘定科目内訳明細書を、TKC専用フォーム等で読み込みました。
 メニュー[802.勘定科目内訳明細書の読込]の一覧画面で、[読込結果]欄は「正常」と
なっていますが、[作成状況]欄が「作成中」のままで「済」になりません。

 また、文字数超過等で「要確認」となる内訳書でも、電子申告データに変換できる
とのことですが、[読込結果]欄は「要確認」で[作成状況]欄が「作成中」のままで「済」
になりません。

 なぜでしょうか?
 参考資料1
回答
 勘定科目内訳明細書をTKC専用フォームで一括読込等を行った場合は、各内訳書の
画面を必ず一度は開く必要があります。
 読込結果の確認画面を閉じる際に当該内訳書を電子申告データに変換しますが、変換時に
エラーがない場合に、[作成状況]欄のステータスは「作成中」や「要確認」から「済」に
変更されます。

 [作成状況]欄が「作成中」のままとなる場合は、以下の可能性があります。
 1.内訳書の確認画面を開いて確認していない(=電子申告データの変換が未済)
 2.読み込み結果にエラーがある
 3.読み込み結果は正常だが、電子申告データの変換が失敗(※)している。
   ※ 日付が不正な値な場合や、セキュリティ製品の影響など

 以下の対処を行ってください。

【対処方法】
1.メニュー[802.勘定科目内訳書の読込]で、[作成状況]欄が「作成中」となっている
 内訳書の行をダブルクリックし、確認画面を表示します。

2.画面の状況に応じて、以下の対処を行います。
(1) 「エラー」や「要確認」の行がある場合
 ① エラー等になっている項目を確認(※)します。
   ※ エラー等になっている項目をクリックすると、画面下部にエラー等の原因が
    表示されます。
 ② 読み込み元のEXCELやCSVでエラー等の項目を修正し、再度、EXCEL等を読み込ませて
  ください。
 ③ 確認画面で全ての行が「正常」となっていることを確認し、確認画面を閉じます。
 ④ 一覧画面で、[作成状況]欄が「済」になったことを確認します。

 【ご参考】「要確認」の留意点
   文字数超過等の場合は、エラーではなく警告としてセルが黄色に表示されて
  「要確認」のメッセージが表示されます。
   「要確認」の場合は、原則的に文字数を超過等しないように修正し、読み込み元の
   EXCEL等を読み込み直します。
    修正しない場合は、当該行は「要確認」のままとなりますが、電子申告データの
   変換時に超過分の文字列は自動で切り捨てられ、電子申告データに変換されて、
   [作成状況]欄は「済」になることにご留意ください。
    参考資料2

(2) 全ての行が「正常」な場合
 ① 確認画面を閉じて、一覧画面で[作成状況]欄が「済」になったことを確認します。

   なお、全ての行が「正常」となっているにも関わらず、明細画面を閉じる際(=
  電子申告データに変換される際)にエラーが発生する場合は、以下をご確認ください。

  1)日付に不正な値(※)が入力されていないかの確認・修正
    日付に不正な値(※)が入力されていないか確認します。
    入力されている場合は、読み込み元のEXCELやCSVを修正し、再度、EXCEL等を
   読み込ませてエラーが解消されることを確認します。
    ※ 21XX年など、日付を間違って100年多く入力されていることが原因の場合が
     多いです。詳細については、以下の【ご参考】をご参照ください。

 【ご参考】日付の入力の留意点
   国税e-Taxソフト仕様では日付を和暦で扱い、年は令和99年までの2桁とされて
  います。
   TKC専用フォームでは入力しやすいように、日付を西暦で入力しますが、入力
  間違いで令和100年以上(年が3桁)となる日付を入力できてしまうため、以下のような
  日付を入力した場合に、読み込み時では「正常」になるが、電子申告データの変換時
  (=確認画面を閉じる際)にエラー(※)なります。
   (例)「2023/07/31」(R5/7/31)とすべきところ、間違えて「2123/07/31」(R105/7/31)
     と入力した場合
   ※ システム仕様で、西暦から和暦への変換は電子申告データの変換時(=確認画面
    を閉じる際)に行っています。そのため、読み込み時には和暦の年が2桁以内かの
    チェックが行えないため、読み込み時にはエラーとなりません。
    参考資料3

 ② それ以外の場合
  1)内訳書の削除と再読み込み
    ご環境によっては何かしらの原因で一時的に電子申告データの変換がうまくいか
   ない場合があります。
    読み込み済みの内訳書を一旦削除(※)し、再度、読み込みと確認を行ってください。
    当該対処でご解消いただけない場合は、次の2)をご参照ください。
    ※ メニュー802の一覧画面を開き、削除対象の内訳書の行を選択した状態で、
     画面下の[F6 削除]ボタンをクリックします。

  2)セキュリティ製品の影響の確認
    ご利用のウィルス対策ソフト等のセキュリティ製品の影響の可能性があります。
    原因切り分けのため、ご利用のセキュリティ製品を一時停止(※)した状態で、
   再度、読み込みや確認を行ってください。
    ※ セキュリティ製品の一時停止については、貴社のシステム管理者の方に
     ご相談ください。

    なお、セキュリティ製品を一時停止できない場合や、セキュリティ製品を一時
   停止してご解消いただけた場合は、こちらのオンラインQ&Aをご参照いただき、
   TKCシステムのシステムフォルダに対して監視除外設定を行っていただいた
   うえで、再度、読み込みや確認を行っていただき、現象が解消することをご確認
   ください。

【ご参考】確認画面の[処理内容]欄の表示について
1.「正常」
  電子申告できるデータです。
  ただし、上記2.(2)①の「【ご参考】日付の入力の留意点」のように、日付に不正な
 値が入力されている場合も「正常」と表示されてしまので、この場合は修正が必要なこと
 にご留意ください。
2.「エラー」
  電子申告をするとエラーになるため、必ず修正が必要なデータです。
  背景が赤色の項目がエラー箇所で、当該項目をクリックすると、画面下部にエラーの
 内容が表示されます。
3.「要確認」
  文字数超過等の項目です。
  背景が黄色の項目が文字数超過等であり、画面下部に制限文字数等が表示されます。
  原則的に、読み込み元のファイルを修正(※)し、再度、読み込みを行ってください。
  ※ 修正を行わない場合は、超過分の文字列は切り捨てられて、電子申告データに
   変換されます。
  参考資料4
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