e-TAXグループ通算(申告書作成)
Q&Aコーナー
  整理番号:0103245
更 新 日:2024/11/07
テーマ 添付書類
質問
 国税庁指定(Ver2.0)で損益計算書(PL)を作成しています。
 当該CSVをe-Taxソフト(PC版)に読み込ませて帳表を確認したところ、同じ科目名を使用
している科目で、以下のように異なる金額が表示されています。
 なぜでしょうか?

【金額が異なる例】
 売上原価と販管費で、以下のように同じ科目名を使用している。

 売上原価
  法定福利費 210
  通信費   220
    …
 販売費及び一般管理費
  法定福利費 410
  交際費   420
    …

 上記内容を国税庁指定CSVにしてe-TAX(PC版)に読み込ませると、以下のように販管費
の勘定科目の金額が、読み込ませたものと異なった金額が表示されます。
(=売上原価の勘定科目と同名の販管費の勘定科目の金額が、読み込ませた金額ではなく
  同名の売上原価の金額になってしまう。)

 売上原価
  法定福利費 210
  通信費   220
    …
 販売費及び一般管理費
  法定福利費 210  ※本当は410が正解
  交際費   420
    …
回答
 国税庁指定CSV(Ver2.0)の場合は勘定科目コードを使用しません。
 そのため、e-Tax標準科目で同名の勘定科目を使用する場合は、1つはe-Tax標準科目を
使用できますが、その他の同名の勘定科目には独自科目を使用する必要があります。

 同名の勘定科目をe-Tax標準科目として複数使用すると、上から辿って最初に出現する
勘定科目の金額が、それ以降に出現する同名の勘定科目でも使用されます。
 この仕組みのため、ご質問の現象が発生します。

 国税庁指定CSV(Ver2.0)で同じ科目名を複数使用されたい場合は、以下のイメージ
のように、「1つはe-Tax標準科目とし、それ以外は独自科目」とするか、「全て独自科目」
とするかのいずれかにしてください。
 参考資料1
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