ご質問のCSVを読み込んだ場合、「利益準備金」が「繰越利益剰余金」の親科目と
判断されてしまい、「利益準備金」の下に「繰越利益剰余金」とその金額の「20,000」が
表示されることで、「利益準備金」の「1,000」は表示されません。
「利益準備金」が「繰越利益剰余金」の親科目とならないように「繰越利益剰余金」の
親科目(例:「その他利益剰余金」)を設定することで、「利益準備金」の金額や「繰越
利益剰余金」の位置が正しく表示されます。
(修正後のCSVを読込んだ画面イメージ)
┌-----┬--------┬-------┬
|利益剰余金| |利益剰余金合計|
├-----┼--------┼-------┼
|利益準備金|その他利益剰余金| |
├-----┼--------┼-------┼
| |繰越利益剰余金 | |
├-----┼--------┼-------┼
| 1,000| 20,000| 21,000|
なお、ご質問の現象は、「利益準備金」に限らず同じ理由で他の科目でも発生します。
【ご参考】現象の解説
1.システムでは、株主資本等変動計算書を読み込む際、表示区分(勘定科目)の一つ上
の行の一番左にある勘定科目を、親科目と判断します。
以下の例では、「利益準備金」の親科目は「利益剰余金」、「繰越利益剰余金」の親
科目は「利益準備金」と判断します。
(例)
┌-----┬-------┬-------┬
|利益剰余金| |利益剰余金合計|
├-----┼-------┼-------┼
|利益準備金| | |
├-----┼-------┼-------┼
| |繰越利益剰余金| |
├-----┼-------┼-------┼
| 1,000| 20,000| 21,000|
2.また、子科目がある勘定科目(※)は、金額を読込ません。
3.これにより、「利益準備金」は子科目として「繰越利益剰余金」を持つため、結果、
「利益準備金」の「1,000」は表示されず、「繰越利益剰余金」が「利益準備金」の
子科目として、一つ左に詰めて表示されます。
┌-------┬-------┬
|利益剰余金 |利益剰余金合計|
├-------┼-------┼
|利益準備金 | |
├-------┼-------┼
|繰越利益剰余金| |
├-------┼-------┼
| 20,000| 21,000|