e-TAXグループ通算(申告書作成)
Q&Aコーナー
  整理番号:0102065
更 新 日:2024/11/07
テーマ 添付書類
質問
 報告式の損益計算書を、「貴社独自レイアウトの財務諸表」で読み込みました。
 画面上はレイアウトの階層がCSVの通りに表示されますが、読込結果確認表(電子申告
内容確認表)で確認すると、意図しない階層構造(どの科目も左詰めで表示される等)で表
示されます。
 なぜでしょうか?
回答
1.原因は、以下のいずれかです。
(1) 先頭の勘定科目の指定が正しくない
(2) 先頭の勘定科目は正しいが、先頭の勘定科目名の前にスペースが含まれている

2.対処方法
(1) 先頭に指定した勘定科目が正しいかをご確認ください。
(2) 確認の結果、先頭の勘定科目が正しい場合は、先頭の勘定科目名の前に含まれる
 スペース(全角スペースまたは半角スペース)を削除し、階層構造を再確認(再設定)
 のうえ、再度、読込み直してください。

【ご参考】現象の解説
1.国税e-Taxソフト仕様では、勘定科目の階層について以下のとおりとされています。
(1) 先頭の勘定科目の階層は、必ず「1」とする。
(2) 2行目以降の勘定科目の階層は、必ず「1以上」とする。

2.システムでは、「読み込みレイアウトの指定」タブの「科目階層」欄に「空白」を
 指定された場合、勘定科目名の前に入力されているスペースの数で、階層数を判断します。
 (※)勘定科目名の前に入力されているスペースについて、「全角スペース(半角スペース
   2つ)」で1階層とするか、「半角スペース」で1階層とするかは設定可能です。
   
                        参考資料1
3.よって、先頭の勘定科目名の前にスペースがある場合、先頭の勘定科目の階層数を
 「1」として、以降の勘定科目の階層数も整合を取ります。
  以下の例では、先頭の勘定科目「□損益計算書」の階層数を「1」とするため、
 2行目以降の勘定科目についても、1階層ずつ減らします。

 < 読み込んだデータ(画面上) >  → <電子申告データへの変換(確認表上)>
 --------------------------------    -----------------------------------
  □損益計算書              損益計算書
  □□□□売上高             ___売上高
  □□□□売上原価            ___売上原価
  □□売上総利益又は売上総損失(△)   _売上総利益又は売上総損失(△)
  □□□営業収入             __営業収入
 --------------------------------    -----------------------------------
 (凡例)□:全角スペース、_:階層(字下げ)

4.また、例えば以下のように、先頭に指定した勘定科目より、2行目以降の勘定科目
 の階層が小さい(1以下の)場合、先頭勘定科目を1階層とし、かつ、2行目以降の
 勘定科目の階層を1以上とするため、すべての科目が1階層(左詰め)となります。
  この場合は、先頭の勘定科目を指定し直してください。

 < 読み込んだデータ(画面上) >  → <電子申告データへの変換(確認表上)>
 --------------------------------    -----------------------------------
 □□□□売上高             売上高
 □□□□売上原価            売上原価
 □□売上総利益又は売上総損失(△)   売上総利益又は売上総損失(△)
 □□□営業収入             営業収入
 --------------------------------    -----------------------------------
 (凡例)□:全角スペース、_:階層(字下げ)

5.加えて、勘定科目名の先頭のスペースについて、全角スペースと半角スペースが混
 在している場合も、意図した階層になりません。
  この場合は、勘定科目名の先頭のスペースを統一(例:1階層は全角スペース1個
 に統一)するなどを検討ください。
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