1.明細数の上限チェック
国税e-Taxソフト仕様では、1回に送信できる容量の上限は20MBとされ、これを超
えるデータを送信した場合にはエラーとなり、電子申告できません。
そのため、読込時に一定の明細数を超えるデータは、読込不可としています。
なお、明細数の上限は、以下の「【ご参考】内訳書ごとの明細数の上限」をご参照
ください。
2.対処方法
以下の(1)か(2)のいずれかの方法をご検討ください。
(1) 記載内容の簡素化
記載内容の簡素化(※)を行い、明細を一定の単位にまとめて記載することにより、
明細数を減らすことをご検討ください。
記載内容の簡素化の詳細は、e-Taxホームページの
利便性向上施策等の
「提出情報等のスリム化」の③(注1)のリンク先のPDFをご確認ください。
※ 上位100明細のみ記載してその他の明細は1明細にまとめて記載する方法や、
事業所・支店別にまとめて記載する方法です。
(2) 光ディスクによる提出
令和2年4月以後の申告においては、法人税及び地方法人税の電子申告に係る一部の
添付書類について、光ディスクにより提出することができます。
光ディスクによる提出に当たっては、e-Taxホームページの
光ディスク等による提出に当たっての留意事項をご確認ください。
3.その他、ケース別の回避方法について
(1) 貴社独自レイアウト(CSV)の場合
1つのCSV内に複数の内訳書が含まれている場合は、CSVを内訳書ごとに分けて作
成(分割)して読み込んでください。
(2) 国税庁指定CSVの場合
「仮払金(前渡金)の内訳書/貸付金及び受取利息の内訳書」など、複数の内訳書が
1つのCSVに含まれるものは、上限に達していない明細数であるにもかかわらず、
チェックに該当してしまう場合があります。
このような場合は、国税庁指定CSVを内訳書ごとに分けて作成(分割)して、該当の
内訳書ごとに個別に読み込ませてください。
【ご参考】内訳書ごとの明細数の上限
01預貯金等の内訳書 (上限:6,500件)
02受取手形の内訳書 (上限:3,200件)
03売掛金(未収入金)の内訳書 (上限:3,400件)
04仮払金(前渡金)の内訳書 (上限:2,000件)
05貸付金及び受取利息の内訳書 (上限:1,300件)
06棚卸資産の内訳書 (上限:6,900件)
07有価証券の内訳書 (上限:2,300件)
08固定資産の内訳書 (上限:2,000件)
09支払手形の内訳書 (上限:3,800件)
10買掛金(未払金・未払費用)の内訳書(上限:2,900件)
11未払配当金の内訳 (上限: 250件)
12未払役員賞与の内訳 (上限: 250件)
13仮受金(前受金・預り金)の内訳書 (上限:2,200件)
14源泉所得税預り金の内訳 (上限:1,000件)
15借入金及び支払利子の内訳書 (上限:3,600件)
16土地の売上高等の内訳書 (上限:2,100件)
17売上高等の事業所別内訳書 (上限:2,600件)
18役員給与等の内訳書 (上限:2,550件)
19人件費の内訳 (上限: 150件)
20地代家賃の内訳書 (上限:1,100件)
21権利金等の期中支払の内訳 (上限: 400件)
22工業所有権等の使用料の内訳書 (上限: 400件)
23雑益等の内訳書 (上限:1,900件)
24雑損失等の内訳書 (上限:1,900件)