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Q&Aコーナー
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整理番号:0102067
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更 新 日:2024/11/07
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テーマ
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添付書類
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質問
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貸借対照表(BS)を報告式で読込む際に、読込対象の1行目を空行に指定すると、
確認表で勘定科目の階層が意図した階層で表示されません。
なぜでしょうか?
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回答
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1.先頭の勘定科目(※)について、以下のいずれかとなっている可能性があります。
(1) 先頭の勘定科目よりも深い勘定科目がある
(2) 先頭の勘定科目名の前に、スペースが含まれている
(※)システムでは、勘定科目名が空白の行は、読み込みません。
そのため、読み込み開始行が空白行の場合は、読み込み開始行以降の行で、勘定科目
名が指定されている行が、先頭の勘定科目となります。
2.対処方法
(1) 先頭の勘定科目が、正しいかをご確認ください。
(2) 確認の結果、先頭の勘定科目が正しい場合は、先頭の勘定科目名の前に含まれる
スペース(全角スペースまたは半角スペース)を削除し、階層構造を再確認(再設定)の
うえ、再度、読込み直してください。
【ご参考】現象の解説
1.国税e-Taxソフト仕様では、勘定科目の階層について以下のとおりとされています。
(1) 先頭の勘定科目の階層は、必ず「1」とする。
(2) 2行目以降の勘定科目の階層は、必ず「1以上」とする。
2.また、システムでは、勘定科目名が空白の行は、読み込みません。
加えて、システムでは、「読み込みレイアウトの指定」タブの「科目階層」欄に
「空白」と指定された場合、勘定科目名の前に入力されているスペースの数で、
階層数を判断します。
3.よって、先頭の勘定科目名の前にスペースがある場合、先頭の勘定科目の階層数を
「1」として、以降の勘定科目の階層数も整合を取ります。
下記の例では、先頭の勘定科目「□損益計算書」の階層数を「1」とするため、
2行目以降の勘定科目についても、1階層ずつ減らします。
< 読み込んだデータ(画面上) > → <電子申告データへの変換(確認表上)>
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□勘定科目A 勘定科目A
□□□□勘定科目B ___勘定科目B
□□□□勘定科目C ___勘定科目C
□□勘定科目D _勘定科目D
□□□勘定科目E __勘定科目E
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(凡例)□:全角スペース、_:階層(字下げ)
4.また、例えば以下のように、先頭の勘定科目より、以降の勘定科目の階層が小さい
(1以下の)場合、先頭の勘定科目を1階層とし、かつ、以降の勘定科目の階層を
1以上とするため、すべての科目が1階層(左詰め)となります。
< 読み込んだデータ(画面上) > → <電子申告データへの変換(確認表上)>
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□□□□勘定科目A 勘定科目A
□□□□勘定科目B 勘定科目B
□□勘定科目C 勘定科目C
□□□勘定科目D 勘定科目D
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(凡例)□:全角スペース、_:階層(字下げ)
5.加えて、勘定科目名の先頭のスペースについて、全角スペースと半角スペースが
混在している場合も、意図した階層になりません。
この場合は、勘定科目名の先頭のスペースを統一(例:1階層は全角スペース
1個に統一)するなどを検討ください。
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