Ⅰ 税効果に関する入力方法(通常の処理)
こちらのシステムマニュアル(※1)をご参照ください。
※1 メニュー401の[当期利益・納税充当金・通算税効果額等の入力]WSで入力した
[法人税等調整額]欄の金額と、同メニューの[税効果(法人税等調整額の内訳)]WS
で入力した当期の増減額の[計]欄の金額が一致して、 [差異確認]欄が「0」に
なっていることを確認してください。
差異が「0」でない場合は、検算式の差額の原因となるのでご注意ください。
Ⅱ 適格合併等で繰延税金資産等の引継ぎ(引渡し)が発生する場合の入力方法
1.繰延税金資産等の引継(引渡)分と取崩分の調整
(1) 引継(引渡)分の入力方法
メニュー301の[5(1):適格合併等による利益積立金額の引継]WSの[税効果会計の
調整額の入力]ボタンをクリックし、[繰延税金資産等の内訳]タブに引継ぎ(引渡し)
の金額を入力(※2)してください。
※2 引継ぎの場合は、繰延税金資産はマイナス、繰延税金負債はプラスの金額で
入力します。また、適格分割等で引渡した場合は、逆の符号の金額を入力します。
(2) 取崩分の入力方法
メニュー401の[税効果(法人税等調整額の内訳)]WSの[当期の減②]欄で、自社の
繰延税金資産等と適格合併等の引継分の繰延税金資産等の取崩分の合計額を入力します。
[当期の増③]には当期計上分を入力し、法人税等調整額(C)と別表5(1)の内訳の計(D)
の差異が0円になるようにご注意ください。
入力例は
こちらをご参照ください。
2.その他有価証券の評価差額や繰延ヘッジ損益の引継(引渡)分と戻入分の調整
その他有価証券の評価差額や繰延ヘッジ損益の別表調理のWS(※3)は、[期首利益
積立金①]欄の金額が[当期の減②(前期戻入額)]欄に表示されます。(洗替え)
[当期の減②(前期戻入額)]欄の金額を修正することはできないため、上記1.のように
適格合併等の引継分の戻入額を減算の金額に含めることができません。(システム仕様です。)
入力例は
こちらをご参照ください。(以下の2つの入力例を掲載しています。)
① 「Ⅰ [適格合併等による利益積立金額の引継]WSで適格合併等の引継分から
戻入分を控除した残額を入力する例」
② 「Ⅱ 「当期の増③」の当期計上分から適格合併等の戻入分を控除した残額を
入力する例」
どちらの方法の場合も別表5(1)の[差引翌期首現在利益積立金額④]欄の金額は同じに
なりますが、同別表の[増③]欄の記載が異なります。
これらの入力例をご参考にしていただき、貴社で行われる実際の別表調理にあわせて
ご入力をお願いいたします。