e-TAXグループ通算(申告書作成)
Q&Aコーナー
  整理番号:0101629
更 新 日:2024/11/07
テーマ インストール起動等
質問
 システムの起動時に、SQL Serverの接続エラーが発生します。
 SQL Serverのプロトコルを変更することで対処できる場合があるとのことですが、
どのようにすればよいでしょうか?
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 エラー
 × プロダクトキー登録ツールの起動に失敗しました。
   配付ツールがインストールされていることと、SQLServerサービスが起動している
   ことを確認してください。
             [OK]
                 [eConsoliTax]エラーコード:120001
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 参考資料1


【ご参考】複数のネットワークアダプタが有効な状態でSQL Serverをインストールした
     場合の影響
  SQL Serverのインストール時に複数のネットワークアダプタが有効になっている場合、
 当該ネットワークアダプタの情報が影響してしまい、SQL Serverの接続がうまくいかない
 場合があります。
  このような場合は、ご利用のPCで使用するネットワークアダプタを1つのみ有効とし、
 それ以外のネットワークアダプタを無効化することや、SQL Serverが使用するプロトコル
 を「共有メモリ」のみにすることで、SQL Serverの接続エラーを解消できる場合があります。
回答
 システムの起動時にSQL Serverの接続エラー(エラーコード:120001など)が発生する
場合、SQL Serverのプロトコルを「共有メモリ」(※)のみ有効にすることで、接続エラー
が解消できる場合があります。
 ※デフォルトでは以下の3つのプロトコルが「有効」ですが、クライアントPC上の
  SQL Serverは、「共有メモリ」以外のプロトコルを無効化しても、SQL Serverは
  正しく動作します。 
  ① 共有メモリ
  ② 名前付きパイプ
  ③ TCP/IP

 以下の手順となります。

1.「Windowsキー + R」で[ファイル名を指定して実行]画面を表示します。
2.[名前]欄に「SQLServerManager16.msc」と入力し、[OK]ボタンをクリックします。
  (「」は入力不要です。)
  ※ユーザーアカウント制御の画面は、[はい]ボタンをクリックして続行します。
  参考資料2
  ※「SQLServerManager16.msc」が見つからない場合は、「SQLServerManager12.msc」
   と入力し、[OK]ボタンをクリックしてください。(「」は入力不要です。)
    それでも見つからない場合は、以下のファイルが存在するかご確認いただき、
   存在する場合は、当該mscファイルをダブルクリックしてください。
   ・C:\Windows\SysWOW64\SQLServerManager16.msc
   ・C:\Windows\SysWOW64\SQLServerManager12.msc
    ※[SQL Server 2022]がインストールされている環境では「SQLServerManager
     16.msc」が存在し、[SQL Server 2014]がインストールされている環境では
     [SQLServerManager12.msc]が存在します。
     参考資料3
3.[Sql Server Configuration Manager]画面が表示されたら、以下を選択します。
  ・[SQL Server ネットワーク構成] > [MSSQL2022TKCのプロトコル]
  ※[SQL Server 2014]については、[SQL Server ネットワーク構成(32ビット)] >
   [MSSQL2014TKCのプロトコル]を選択してください。
4.以下を設定を行います。
  ※「共有メモリ」の状態は有効、それ以外のプロトコルは無効の状態になればOKです。
(1) 「名前付きパイプ」の行をダブルクリックし、プロパティ画面で[有効]欄を「いいえ」
 にします。
(2) 「TCP/IP」の行をダブルクリックし、プロパティ画面で[有効]欄を「いいえ」にします。
(3) 「共有メモリ」の状態が「有効」になっていることを確認します。
  ※「無効」になっている場合は、当該行をダブルクリックし、プロパティ画面で[有効]
   欄を「はい」にします。
   参考資料4 
5.設定を有効化するため、PC(OS)を再起動します。
6.SQL Serverの接続エラーが発生せずに、システムが起動できることを確認します。
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