SQL Serverのインストールや接続エラーの原因として以下の3点が多いです。
1.権限不足によるインストールの失敗
2.セキュリティ製品の影響によるインストールの失敗
3.複数のネットワークアダプターが有効化された状態のインストールによるSQL Serverの
接続エラー
上記3点が原因のエラーを未然に防止するため、以下の3点をSQL Serverのインストール
前にご確認ください。
1.Windowsの管理者(Administrator)があるユーザーアカウントのご用意
SQL Serverのインストールは、Windowsの管理者(Administrator)権限のあるユーザー
アカウントによる作業が必要となります。管理者権限のあるユーザーアカウントのご用意は
貴社のシステム管理者の方にご相談ください。
管理者権限についてご不明な場合は、以下のオンラインQ&Aを参照してください。
【ご参考】
Windowsの管理者(Administrator)権限が必要な処理と管理者権限の確認方法
2.セキュリティ製品の一時停止のご確認
SQL Serverのインストールが失敗する原因で多いのが、上記1の権限不足とセキュリティ
製品の影響です。
インストールするPC上で動作するウィルス対策ソフト等のセキュリティ製品は
一時停止(アンロード)してから、インストールを行っていただくことをお勧めします。
なお、セキュリティ製品の一時停止については、貴社のシステム管理者の方にご相談
ください。
【ご参考】
インストール時のセキュリティ製品の一時停止の必要性
3.ネットワークアダプターを無効にした状態でのインストール
SQL Serverのインストール時に複数のネットワークアダプター(NIC)が有効になっている
ことが影響し、システムの起動時にSQL Serverへ接続できないエラーが発生する場合が
あります。
そのため、SQL Serverのインストール時は、ネットワークアダプター(NIC)を無効にし
て、ネットワークから切り離された(=スタンドアロン)環境で行うこと(※)をお勧め
します。
※SQL Serverのインストールは通信ネットワークを使用しないため、ネットワークに
接続していないスタンドアロン環境で行えます。
なお、ネットワークアダプターを無効にしてネットワークから切り離すタイミングは
以下となります。
① Webメニューの場合
「環境設定ツール」を起動した後
② ISOイメージファイル(DVD)の場合
システムのインストーラーを起動した後
【ご参考】
ネットワークアダプター(NIC)の有効・無効の方法(整理番号:0101619)