e-TAXグループ通算(運用管理システム)
Q&Aコーナー
  整理番号:0102167
更 新 日:2024/04/18
テーマ TOP20
質問
 データの作成で複写される内容と注意点について教えて下さい。
 また、前期繰越金額の再複写のように、マニュアルに複写内容が一覧で掲載されているか
についても教えて下さい。
回答
 データの作成は、複写元のデータの入力値が、そのまま複写先のデータに引き継がれます。
 入力値は引き継がれますが計算値は引き継がれず、また、処理ステータスはクリアされる
ので、複写先のデータで申告書等を確認するためには、マスターの確定、WSの確定、及び
全体計算が必要になります。

 なお、データの作成は、原則的に複写元のデータがそのまま複写先に引き継がれることや、
複写項目が膨大な数に及ぶことから、前期繰越金額の再複写のように、マニュアルに複写項目
の一覧は掲載しておりませんのでご了承ください。

1.データの作成で引き継がれるデータ
(1) 複写元の入力値
 ① グループマスター(プロセス1)
 ② 前期繰越金額等や適格合併等の引継額(プロセス3)
 ③ 法人税ワーキングシート(プロセス4)(※1)(※2)
 ④ 地方税ワーキングシート(プロセス5)(※1)(※2)
   ※1 複写先が修正申告の場合、修正申告特有のWSや項目にデータがセットされます。
      1)メニュー402の[当初申告額の確認(入力)]WSや、同メニューの[1・3:法人
       税額の計算基礎(必須)]WSの[修正申告]タブなど
       参考資料1
      2)メニュー502の[20号:市町村民税の税額計算基礎]WSや[6号・6号4の3:
       都道府県民税の税額計算基礎]WSの法人税割の[既に納付確定した法人税割額]
       欄、[うち、中間分(修正申告時)]欄など
       参考資料2
   ※2 中間申告(仮決算)や予定申告のデータを複写元にしてデータの作成を行うと、
     複写先に中間(予定)納税額が引き継がれます。
      (別表5(2)の[当期中間分]-[当期発生額]欄や、第6(20)号様式の[既に納付
     確定した〇〇割額]欄)
      参考資料3
 ⑤ 法人税の申告書添付書類(プロセス8)(※3)
 ⑥ 電子申告の基本情報等(プロセス2)(※3)
   ※3 財務諸表や勘定科目内訳明細書の読込みレイアウトや読込結果は、そのまま
     複写先のデータに引き継がれます。そのため、中間申告(仮決算)で財務諸表等
     の読込を行なった場合、当該読込結果が確定申告のデータまで引き継がれて
     いくため、確定決算の財務諸表等を、確定申告時には読込直しが必要になること
     にご注意ください。
 ⑦ 電子申告の提出先情報や第三者作成書類名等(プロセス9)
 ⑧ 延滞金の計算基礎や納付書の口座情報等(プロセス10)

2.データの作成で引き継がれないデータ
(1) 計算値
 ① 法人税や地方税の申告書等の計算項目の値(プロセス4、5、7)(※4)
 ② 納付書の金額や延滞金(プロセス10)(※4)
   ※4 データの作成では、複写元と複写先の計算処理期間が異なる可能性がある
     ことや、複写先で入力内容の変更が行われる可能性があることから、計算結果
     の値は引き継がれません。
      別表の印刷や納付書の印刷を行うためには、複写先のデータで計算処理を行う
     必要があることにご留意ください。
(2) 処理ステータス
  データの作成直後は、グループマスターの入力完了が解除された状態となります。
  複写先のデータで申告書等の印刷を行う場合は、以下の処理が必要です。
 ① グループマスターの確定処理([マスター登録完了(確定)]ボタン)
 ② すべての通算法人の法人税ワーキングシート・地方税ワーキングシートの確定処理
   ([各法人の処理状況の確認]ボタン)
 ③ 全体計算(本計算)(メニュー701)
このQ&Aは役立ちましたか?