Ⅰ [損金経理をした通算税効果額]欄と[収益として経理した通算税効果額]欄の入力
1.[損金経理をした通算税効果額(附帯税以外分)]欄
当該事業年度において費用又は損失の額として経理した通算税効果額を入力します。
2.[収益として経理した通算税効果額(附帯税以外分)]欄
当該事業年度において収益の額として経理した通算税効果額を入力します。
これらの欄の入力例は、
こちらのマニュアル(※1)をご参照ください。
※1 システム利用マニュアル>「第7章 法人税ワーキングシートの入力」>
「Ⅱ [401.当期純利益・租税公課の納付状況等の入力]メニュー」>
「3.通算税効果額等の入力例」>「入力例 通算税効果額を通算親法人と
受け払いする場合」
【ご注意】マイナス金額の入力と翌期の取崩額等への影響
会計上の未払金(通算税効果額)を、本来ならば[損金経理をした通算税効果額(附帯税
以外分)]欄にプラスの金額で入力すべきところ、マイナスの金額で[収益として経理した
通算税効果額(附帯税以外分)]欄に入力した場合(※2)、当期の所得金額や利益積立金額
は問題ありませんが、翌期の会計上の未払金(通算税効果額)や未収入金(通算税効果額)の
期末残が0にならず残ってしまう問題が発生するのでご留意ください。
※2 会計上の未収入金(通算税効果額)を、本来ならば[収益として経理した通算税効果
額(附帯税以外分)]欄にプラスの金額で入力すべきところ、マイナスの金額で[損金
経理をした通算税効果額(附帯税以外分)]欄に入力した場合も同様です。
このような場合の対処方法は、以下のオンラインQ&Aをご参照ください。
【ご参考】
両建てした通算税効果額の期末残を0にする方法
※未払金を未収入金のマイナスで処理した場合等を含む(整理番号:0104289)
Ⅱ 会計上と税務上の通算税効果額に差額がある場合の入力例 ※通算開始後2期目以降
会計上と税務上の通算税効果額に差額がある場合の入力例(※2)は、
こちらをご参照
ください。
※2 通算税効果額を通算親法人と受け払いする場合とし、以下の1.(1)(2)と2.(1)(2)
の4つのケースの具体的な入力例です。
1.未払金(親会社未払金・子会社未払金)の場合
(1) 「会計上>税務上」の場合
会計上で過大に計上した分(=税務上の金額-会計上の金額)を取り崩します。
差額を、[損金経理をした通算税効果額(附帯税以外分)]欄に入力します。
(例)会計上:100,000円
税務上: 80,000円
[損金経理をした通算税効果額(附帯税以外分)]欄:-20,000円
(2) 「会計上<税務上」の場合
会計上で計上不足の分(=税務上の金額-会計上の金額)を計上します。
差額を、[損金経理をした通算税効果額(附帯税以外分)]欄に入力します。
(例)会計上:100,000円
税務上:120,000円
[損金経理をした通算税効果額(附帯税以外分)]欄:20,000円
2.未収入金(親会社未収入金・子会社未収入金)の場合
(1) 「会計上>税務上」の場合
会計上で過大に計上した分(=税務上の金額-会計上の金額)を取り崩します。
差額を、[収益として経理をした通算税効果額(附帯税以外分)]欄に入力します。
(例)会計上:100,000円
税務上: 80,000円
[収益として経理をした通算税効果額(附帯税以外分)]欄:-20,000円
(2) 「会計上<税務上」の場合
会計上で計上不足の分(=税務上の金額-会計上の金額)を計上します。
差額を、[収益として経理をした通算税効果額(附帯税以外分)]欄に入力します。
(例)会計上:100,000円
税務上:120,000円
[収益として経理をした通算税効果額(附帯税以外分)]欄:20,000円
【ご参考】会計上と税務上の連結法人税個別帰属額に差額がある場合の入力例
会計上と税務上の連結法人税個別帰属額に差額がある場合の入力例(※3)は、
こちらをご参照ください。
※3 システム利用マニュアル>「第7章 法人税ワーキングシートの入力」>
「Ⅱ [401.当期純利益・租税公課の納付状況等の入力]メニュー」>
「3.通算税効果額等の入力例」>「入力例 会計上と税務上の連結法人税
個別帰属額に差額がある場合」