Ⅰ 移行データの作成方法
1.移行データの作成(切り出し) ※ 前期のe-TAXグループ通算の処理
前期で使用したe-TAXグループ通算で以下の処理を行います。
以下の(1)~(6)の処理フローのイメージは、
こちらをご参照ください。
(1) e-TAXグループ通算で確定申告等のデータ(※1)を開き、プロセス7の[ASP1000Rへの
移行データ作成]ボタン(※2)をクリックします。
※1 修正申告を行っている場合は、修正申告のデータを開きます。
※2 当該ボタンを利用できる処理区分は「確定申告」か「修正申告」のいずれかで、
全体計算を行っている場合に使用可能です。
(2) [通算法人一覧]画面が表示されるので、移行データを作成する対象の通算法人を選択し、
[F4選択終了]ボタンをクリックします。
(3) [ASP1000Rへの移行データ作成]画面が表示されるので、移行対象のデータ(※3)を
確認し、[OK]ボタンをクリックします。
※3 システムで作成済の別表や入力済のデータに基づいて自動で移行対象の項目に
チェックが付くので、通常はチェックはそのままでOKです。
もし、移行したくないデータがある場合は、対象項目のチェックを外して
ください。
(4) [名前を付けて保存]画面が表示されるので、移行データ(ASP1000R移行データ.zip)
(※4)の保存先を選択し、[保存]ボタンをクリックします。
※4 ファイル名は任意に変更いただけます。
(5) 移行データが作成された旨のメッセージが表示されるので、[OK]ボタンでメッセ―ジ
を閉じます。
(6) 上記(3)の画面に戻るので、当該画面の右上の「×」ボタンで閉じます。
【ご参考】移行されるデータの詳細
移行されるデータの詳細については、
こちらをご参照ください。
2.移行データの読込 ※ 当期のASP1000Rの処理
当期のASP1000Rで以下の処理を行います。
以下の(1)~(8)の処理フローのイメージは、
こちらをご参照ください。
(1) ASP1000Rで移行先のデータを開き、メイン画面の[F8補助機能]ボタンをクリック
します。
(2) [補助機能]画面の[e-TAXグループ通算からの移行データの読込]ボタンをクリック
します。
(3) 確認メッセージ(※5)が表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
※5 移行データの読込を行うと、既に入力済のデータは消去され、今回読み込む
移行データの内容に置き換えられるため、移行データの読込を行う際は、データ
の入力開始前に行われることをお勧めします。
また、既に入力済のデータが存在する場合、データが置き換えられる旨の注意
メッセージも表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
(4) 移行データ(zip)の選択画面が表示されるので、上記1.で作成した(切り出した)移行
データ(zipファイル)を選択します。
(5) 移行データの内容(※6)が表示されるので、間違いがないか確認して[OK]
ボタンをクリック(※7)します。
※6 移行元の情報(法人名、事業年度、申告区分、移行データ作成日時)
※7 対象年度が異なる移行データを間違えて読み込ませた場合、期首が異なる旨の
エラーが発生して読み込みを行えないためご留意ください。
(例)令和5年度のASP1000Rに令和4年度のe-TAXグループ通算から切り出した
移行データを読み込ませるべきところ、間違えて令和5年度のe-TAX
グループ通算から切り出したデータを読み込ませた場合など
(6) 法人税のデータが先に読み込まれて、その後に地方税のデータが読み込まれます。
(7) 読み込みが完了し、読み込んだデータの確認先のメニューとワーキングシート名
が表示(※8)されます。
※8 当該メッセージの画面ハードコピーを取得いただき、確認先のワーキングシート
が後で確認できるようにしていただくことをお勧めします。
(8) 上記(7)で表示された各ワーキングシートを確認し、正しく移行できていること(※9)
を確認します。
※9 e-TAXグループ通算で移行元のデータを起動し、移行元の別表や画面と移行先
のASP1000Rの画面を比較・確認してください。