1.銀行信販データ受信機能の仕組み
下図のとおり、FX2等の自計化システムはIBからMoneytreeを経由して取引データ
を受信しています。Moneytreeが、IBへのログイン、データの参照、ダウンロードとい
う人間の作業を代行しています。
2.従来の連携の仕組み
IBにアクセスする際には、IB側でのID・パスワードによる認証(本人確認)が必
要です。さらに、IBが電子証明書方式の場合は、電子証明書が登録されたPCからのア
クセスのみ可能です。
【ご参考】電子証明書方式とID・パスワード方式の違い
このため、従来はあらかじめMoneytreeのサーバにID・パスワードを預けて
いました。またMoneytreeから直接IBへアクセスするため、電子証明書方式の場合は
電子証明書も同様に預けておく仕組みとなっていました。これにより、データ受信が
できるようになっていました。
3.API連携の仕組み
一方、API連携では、あらかじめIBがMoneytreeにアクセストークン(一種の通行
手形)を発行しておくことにより、一定期間はトークンを使ってアクセスできます。
データ受信の都度、ID・パスワード、電子証明書が不要となるため、MTにID・パ
スワードを預ける必要がなくなります。
なお、アクセストークンには有効期限があります。通常は45~90日です。有効期限を迎
えた場合、アクセストークンを更新する必要があります。
【ご参考】アクセストークンの更新手順は?