整理番号:0097151 更新日:2025/11/06
テーマ 年調計算
質問
 年調社員情報の入力画面で、「基・配控除」タブの【基礎控除】に入力した本人の
給与所得の「所得金額」(見積額)より、支給実績(システムで計算した課税支給額)に
基づく所得金額の方が多い場合、システムでは、どのように処理されるのでしょうか?
回答
 年末調整計算を実行したときに、支給実績(システムで計算した課税支給額)に基づく
給与所得の金額により、基礎控除額が自動計算されます。具体例は次のとおりです。

 A:本人の給与所得の収入金額(入力):800万円
 B:支給実績(課税支給額)     :900万円
 C:A<Bのため、合計所得金額 = 900万円(A)-給与所得控除額195万円 = 705万円
 D:基礎控除額 = 58万円

 ※1 「給与所得以外の所得」の入力がある場合は、合計所得金額に加算されます。

 ※2 「本人の給与所得の収入金額(入力)」を空欄とし、給与所得が空欄となる場合も、
    支給実績(課税支給額)に基づく計算結果と同じになります。

 ※3 支給実績(課税支給額)に基づいて基礎控除額が計算された場合は、次のエキスパ
    ートチェックが表示されます。
    「注意 本人の給与実績額が給与見積額を上回るため、給与見積額を給与実績額に
     置き換えて基礎控除額を計算しました。」

 
                        参考資料1