FX2クラウド
Q&Aコーナー
  整理番号:0111502
更 新 日:2024/12/26
テーマ 操作方法
質問 前受金についての販売管理メニューでの処理手順は?
回答  FXクラウドシリーズの販売管理機能では、売上・入金伝票をもとに請求書の内容を確定
する仕組みとしています。そのため、売上発生前の前受金に基づく請求書を発行することは
できません。発行したい請求内容に応じて、以下のいずれかの方法による対応をご検討くだ
さい。
1.前受金の請求書は不要だが、残高の請求書を発行したい場合
  以下の手順のとおり、財務会計メニューで前受金仕訳を作成した後、販売管理メニュー
 で残高分の売上を計上することで、残高分のみの請求書を発行できます。ただし、この手
 順で売上を計上した場合、前受金分の売上は販売管理側の問合せ画面(売上月報など)に集
 計されません。
(1) 財務会計メニューで現預金(1112等)と前受金(2116)の仕訳伝票を作成します。
(2) 財務会計メニューで前受金(2116)と売上高(4111等)の仕訳伝票を作成します。
(3) 販売管理メニューで残高分の売上伝票を作成します。
(4) 上記(3)の残高分の売上伝票について請求書を発行します。
(5) 上記(4)の請求書について入金伝票を作成し、残高分の消込を行います。
2.前受金のみの請求書を個別に発行したい場合
  以下の手順のとおり、諸口科目を利用して売上伝票を作成することで、前受金のみの請
 求書を発行できます。ただし、この手順で売上を計上した場合、取引区分月報など一部の
 問合せ画面において、前受金分の売上が実際とは異なる項目欄に集計されます。
(1) 取引先マスターで、前受金を受けた取引先の「販売管理」の「請求種別」を「都度請
 求」に設定します。
(2) 商品マスターで、「前受金」の商品名で商品を登録します。
(3) 財務会計メニューで現預金(1112等)と前受金(2116)の仕訳伝票を作成します。
(4) 上記(2)で登録した「前受金」商品を用いて、前受金分の売上伝票を作成します。
   その際、取引区分は「諸口」で作成します。
(5) 上記(4)の前受金分の売上伝票いついて、請求書を発行します。
(6) 上記(5)の請求書について、入金伝票を作成します。
   その際、取引区分は「諸口」で作成します。
(7) 財務会計メニューで前受金(2116)と売上高(4111等)の仕訳伝票を作成します。
(8) 必要に応じて、上記(1)で設定した「請求種別」を「締日請求」に設定します。
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