FXまいスタークラウド
Q&Aコーナー
  整理番号:0100794
更 新 日:2024/07/22
テーマ 計算式と出力結果
質問
得意先から、システムで印刷した書類(見積書、納品書、請求書)に印刷されている消費税
額と、得意先側で計算した消費税額が一致しないとの指摘を受けました。FXクラウドシリ
ーズでは、どのように消費税額を計算しているのですか?
回答
1.FXクラウドシリーズでは、得意先マスターで設定している「消費税等転嫁方式」と
 「消費税端数処理」に従って消費税額を自動計算しています。システムで計算した消費
 税額が得意先側で計算した消費税額と一致しない場合、システムの設定が得意先との約
 定と一致していないケースが考えられます。次の手順で設定を確認し、必要に応じて設
 定を変更してください。
(1) 「設定(共通)」-「マスター情報」-「取引先」をクリックします。
(2) 「取引先一覧」画面が表示されますので、該当する得意先を選択し[修正]ボタンをク
 リックします。
(3) 取引先の登録画面が表示されますので、「販売管理」を選択します。
(4) 「消費税転嫁方式」と「消費税端数処理」が、得意先の約定と一致するように設定を
 確認します。
 参考資料1
(5) なお、「自社の設定に従う」を選択している場合は、「運用基本設定」メニューの「消
 費税転嫁方式」又は「端数処理」を参照してください。
 参考資料1

2.上記1での確認の結果、「消費税転嫁方式」または「消費税端数処理」の設定を変更し
 た場合、設定変更は今後入力する伝票から反映されます。すでに入力済みの伝票に設定変
 更を反映させる必要がある場合は、次のとおり対処してください。
(1) 「消費税等転嫁方式」が「外税/請求時」の場合
 発行済み請求書を取り消してから、請求書を再度印刷します。なお、発行済み請求書を取
 り消す手順の詳細は、次のQ&Aをご参照ください。
「発行済みの請求書を取り消す方法」

(2) 「消費税転嫁方式」が「外税/請求時」以外の場合
「販売管理」-「売上」-「売上伝票の確認」で該当する伝票を問合せます。
[訂正]ボタンをクリックして伝票訂正状態とし、そのまま[OK]ボタンをクリックします。

3.なお、上記1のとおり、FXクラウドシリーズでは売上取引に係る消費税額を、システム
 で自動計算しています。そのため、消費税額を個別に修正することはできません。

4.最後に、ご参考として「消費税転嫁方式」ごとの消費税額の計算式をご案内します。
(1) 外税/請求時の場合
 日々の伝票入力時(納品時)には、消費税額を計算しません。
 請求書の印刷時に、請求書単位で消費税額を計算し、消費税伝票を自動作成します。
 【税抜請求合計 × 10(8)/100 = 消費税額】
(2) 外税/納品時の場合
 日々の伝票入力時(納品時)に、伝票単位で消費税額を自動計算します。
 【税抜取引合計 × 10(8)/100 = 消費税額】
 ※伝票の各明細行の金額を合計して税抜きにした金額です。なお、「税込み単価固定で取引
  する商品」の明細については、税込みで入力した取引金額を一旦税抜き化します(税込み
  取引金額-税込み取引金額×10(8)÷110(108)(1円未満四捨五入)。そのうえで、他の税
  抜き取引金額と合計します)。
(3) 内税の場合
 日々の伝票入力時(納品時)に、伝票単位で税込取引合計額に基き、内、消費税額を
 自動計算します。
 【税込取引合計 × 10(8)/110(108) = 内、消費税額】
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