適格請求書発行事業者が「売上げに係る対価の返還等」を行った場合は返還インボイスを
発行する必要があります。販売管理機能では、次の2種類の返還インボイスを作成できます。
1.商品の「値引」「返品」に関する返還インボイス
販売管理機能では、売上伝票で「値引」「返品」の明細を入力する際、「行摘要」欄に
返還インボイスの記載要件である「売上げに係る対価の返還等の基となった課税資産の譲
渡等を行った年月日」を入力できます。
これにより、伝票に「売上」の明細と「値引」「返品」の明細が混在する場合であって
も、納品書または請求書を返還インボイスとして利用できます(この場合、売上インボイ
スと返還インボイスを一の書類で作成します)。
※納品書等に「売上げに係る対価の返還等の基となった課税資産の譲渡等を行った年月日」
を印刷するには、「納品書フォーム」等の「明細部の表示項目」で、行摘要を印刷する
設定とする必要があります。
2.入金値引(振込料など)に関する返還インボイス
入金値引を「売上に係る対価の返還等」として処理する場合を考慮し、売上伝票と同様、
「行摘要」欄に「売上げに係る対価の返還等の基となった課税資産の譲渡等を行った年月
日」を入力できます。
これにより、入金伝票の領収書を返還インボイスとして利用できるようにしています。
入金値引に関する返還インボイスを印刷するためには、別途設定が必要となります。詳細
については、
こちらをご覧ください。