e-TAX連結納税
Q&Aコーナー
  整理番号:0098599
更 新 日:2021/07/19
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質問
 TKC専用フォームの入力に関する留意点を教えてください。

【質問概略】
Ⅰ 文字列項目
1.半角(全半角混合)の文字列の入力可否
2.データの貼り付けで入力データの規則をクリアせず入力値をチェックする方法

Ⅱ 日付の入力
1.西暦の入力の留意点

Ⅲ 区分の入力
1.コードの入力の留意点

Ⅳ 小計(合計)の入力
1.合計区分のない内訳書での小計(合計)の設定方法
回答
 文字列項目、日付、区分と大きく3つの留意点があります。

Ⅰ 文字列項目
1.半角(全半角混合)の文字列の入力可否
 (Q) TKC専用フォームの文字列項目は全角○○文字と入力メッセージが表示
   されますが、半角(全半角混合)の文字列(※)をTKC専用フォームに入力し
   システムに読み込ませたところ、エラーにならず、読み込ませた半角等の
   文字列のままで確認表に表示されます。
    このまま電子申告をしてもエラーにならずに送れるのでしょうか?
    また、送れる場合、半角の入力も可能ということでしょうか?
    ※半角(全半角混合)の住所等、半角のハイフン「-」や括弧「( )」などの記号、
     及び外国法人の名称や住所(半角英数字)など

 (A) 国税e-Taxソフト仕様上、文字列は全角で送信することとされています。
    システムは読み込みんだデータをそのまま画面や確認表に表示しますが、
   電子申告変換時(=各内訳書の画面を閉じるタイミング)に、半角を全角に変換
   しています。
    このため、半角の文字が含まれていても、全角に変換されて電子申告される
   ためエラーにならず電子申告可能です。
    半角の入力も結果的に可能ですが、画面や確認表では全角に変換後の結果は
   確認できないこと、国税e-Taxソフト仕様上文字列は全角で送信する必要が
   あること、及び半角で入力したために文字数の制限を超えてしまう懸念がある
   ことから、TKC専用フォームでも全角の入力(※)をお勧めします。
   ※ExcelのJIS関数で半角は全角に変換可能です。
    JIS関数使用時は下記にご留意ください。

   【JIS関数使用時の留意点】
     例えば、半角濁点付きカナ「ウ?」は2文字のため、JIS関数で全角にすると
   「ウ゛」(2文字)となります。
    e-Taxのこちらの「(3)CSV形式データ作成に当たっての共通留意事項」-
   「(4) 濁点等を含む文字の取扱い」では、「濁点や半濁点を含む文字について
   は1文字で記録し、濁点「゛」及び半濁点「゜」のみを1文字として記録
   しないでください。」とあります。
    そのため、JIS関数で半角濁点付きカナを全角にした場合は、1文字の全角
   濁点付きカナの文字に置き換えてください。
    (例)「ウ゛」(2文字)ではなく、「ヴ」(1文字)を使用します。
   
2.データの貼り付けで入力データの規則をクリアせず入力値をチェック
 する方法
 (Q1) データを貼り付ける際に、データと一緒に書式等も貼り付けられるので、
   入力データの規則が上書かれてクリア(=削除)されてしまいます。
    データを貼り付ける際に、レイアウト列の入力データの規則はクリアしない
   ようにするには、どうしたらよいでしょうか?

 (A1) 貼り付ける際に「Ctrl + Alt + v」で「形式を選択して貼り付け」を表示し、
   「貼り付け」欄の「値(V)」を選択して、「OK」ボタンをクリックします。
    これにて、値のみ貼り付けられ、入力データの規則や書式等はクリアされ
   ません。
    参考資料1

 (Q2) データを貼り付けると、入力データの規則で設定されているルールに違反
   したデータ(文字数や桁数超過など)も貼り付けられますが、これらのルール
   違反のデータ自体の貼り付けを防ぐことはできないでしょうか?
    また、できない場合はどうやってルール違反のデータを見つけられますか?

 (A2) 入力データの規則は、あくまで入力時に発生するチェックなので、貼り付け
   時にチェックはかかりません。
    下記を使用することで、ルール違反のデータを見つけることが可能です。
   
   ○リボンの「データ」タブの「データツール」欄の「データの入力規則」の
    「無効データのマーク」を選択します。
     ※「入力規則マークのクリア」でマークを消せます。
     参考資料2

Ⅱ 日付の入力
1.西暦の入力の留意点
 (Q) 国税e-Tax仕様では和暦での入力ですが、TKC専用フォームでは西暦の
   入力となっています。留意点はありますか?

 (A)① 西暦の入力間違い ※100年後の日付
     国税e-Taxソフト仕様では和暦の年度が2桁です。
     そのため、年度が3桁になる西暦(2121年10月(令和103年10月)など)を入力
    して読み込ませると、内訳書の明細画面ではエラーになりませんが、当該画面
    を閉じる際の電子申告データの変換時に下記のエラーが発生し、電子申告
    データの作成に失敗します。
     下記エラーが発生した場合は、間違えて100年後などの未来の西暦を入力
    していないか確認してください。

    「エラー:勘定科目内訳明細書の作成に失敗しました。」

   ② 入力形式の確認
     日付形式は「年月日」「年月」「年」(※)の3つの形式があるため、
    どの形式で入力するかを、TKC専用フォームのヘッダーの注書きやデータの
    入力規則の入力時メッセージ、及びe-Taxの勘定科目内訳明細書の標準フォーム
    等の留意事項等を参照してください。
     ※「年月日」:「02受取手形」-「支払期日」等
      「年月」 :「14源泉所得税預り金」-「支払年月」等
      「年」  :「16土地の売上高等」-「売上商品の取得年」

Ⅲ 区分の入力
1.コードの入力の留意点
 (Q) 区分(コード)の入力の留意点はありますか?
 (A) 例えば「18役員給与等」-「役職名」には、「01」などの半角2文字のコード
   を入力すべきところ、間違って「代表取締役」と文字列を入力してしまう場合
   などです。
    データの入力規則の入力時メッセージ、及び e-Taxの勘定科目内訳明細書の
   標準フォーム等の留意事項等を参照してください。

Ⅳ 小計(合計)の入力
1.合計区分のない内訳書での小計(合計)の設定方法
  こちらのオンラインQ&Aをご参照ください。
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