e-TAX連結納税
Q&Aコーナー
  整理番号:0098601
更 新 日:2022/04/13
テーマ データ作成
質問
 TKC専用フォームを読み込ませると、ずっと読み込み中のままで終わりません。
 データは問題ないように見えるのですが、何が原因でしょうか?
回答
 当該現象の原因とご対応方法は下記となります。

【原因】
 Excelシートの最大行(=1048572行)あたりに空白などが意図せずに紛れ込んで
しまった内訳書があり、当該内訳書を読み込もうとすると、空白行を含めて100万行
程度の読み込みが行われるため、ずっと読み込み中のまま固まった状態になります。
 ※オペレーションによって発生するので、どの内訳書のシートでも発生します。

 当該状態が発生するオペレーションは色々考えられますが、作業中に「Ctrl + ↓」
を押下してExcelシートの最大行に移動した際に、意図せずに空白などを入力して
しまったことが原因と考えられます。

【ご対応方法】
Ⅰ データ行以外の空行を全て削除する方法
1.読み込み中のままとなるExcelシートを選択します。
  ※どのシートが原因か見分けるには、TKC専用フォームを読み込む際に、
   対象の半分の内訳書を選択して読み込ませて、読み込み中のままとなるか
   確認します。
    読み込み中となる対象が見つかったら、更に半分を選択して読み込ませて、
   読み込み中になるか調べます。
    この作業を繰り返すことで、対象のシートを見つけられます。
  ※読み込み中のままになった場合は、下記の方法で読み込みを強制的に中止
   します。
   ①「Ctrl + Shift + Esc」でタスクマネージャを起動します。
   ②「詳細」タブの「CSVConv2.exe」をクリックし、画面右下の「タスクの
    終了」ボタンをクリックします。

2.上記1で該当のシートが見つかったら、当該シートでデータを入力している
 最終行(例えば30行目とする)の次の空行(31行目)で、行全体をクリック(※1)した
 状態にし、「Ctrl + Shift + ↓」を押下して、31行目(データの最終行の次の
 空白行)~最大行(=1048576行目)までを選択した状態にします。
 (※)行番号の列(=A列の左の行数が表示されている列を)クリックします。

3.この状態で、行番号の列を右クリックして「削除(D)」を選択し、31行目
 (データの最終行の次の空白行)~最大行(=1048576行目)を削除することで、
 データの行以外に意図せず含まれたデータを全て削除できます。
 ※列に関しては、必要な列しか読み込まれないので、当該作業を行う必要は
  ありません。(=レイアウト以外の列は自由にご利用いただけます。)

4.再度、TKC専用フォームを読み込ませて、現象が解消されるか確認します。

 上記の対応を行っても現象が解消されない場合は、操作がうまくできていない
可能性があるので、原因の切り分けも含めて下記Ⅱの対応をお試しください。

Ⅱ 新規のTKC専用フォームにデータを貼り付けて読み込ませる方法
  上記Ⅰのオペレーションがうまくできていない可能性があるので、下記の対応
 をお試しください。
1.新規のTKC専用フォームを取得します。 
  ※メニュー212の「TKC専用フォームの切り出し」ボタンから取得できます。
2.上記Ⅰ1.で見つけた原因となる内訳書のシートのデータ部分の明細行をコピー
 して、上記Ⅱ1.の新規のTKC専用フォームの該当シートに貼り付けます。
3.上記Ⅱ2.のTKC専用フォームを読み込ませて、現象が解消されるか確認
 します。
 ※この方法でうまくいく場合は、上記Ⅰのオペレーションがうまくできなかった
  ことになりますので、再度、上記Ⅰの対応を行っていただき、うまくいくか
  確認します。

 上記の対応を行っても現象が解消されない場合は、データの問題ではなく、
ご利用のPC上で動作するウィルス対策ソフト等のセキュリティ製品の影響の
可能性があるため、下記Ⅲの対応をお試しください。

Ⅲ ウィルス対策ソフト等のセキュリティ製品の一時停止
  ご利用のPC上で動作するウィルス対策ソフト等のセキュリティ製品を一時
 停止して、TKC専用フォームを読込ませて、現象が解消されるか確認します。
  当該方法でうまくいった場合は、下記のフォルダ(当該フォルダ以下のファイル
 やフォルダを含む)をセキュリティ製品の監視除外対象から外していただき
 (=監視除外のホワイトリストに追加していただき)、セキュリティ製品が動作
 した状態で、再度、TKC専用フォームを読込ませて、現象が解消されるか確認
 します。

  C:\Program Files (x86)\TKC
  ※32ビット版OSの場合、"Program Files (x86)"は"Program Files"です。

  また、フォルダを指定できず、exeを個別指定する場合は、下記のexeを除外
 設定の対象にします。
  C:\Program Files (x86)\TKC\eConsTax\eCTXXXX\ETAX\SYS\ETCT\ETFM\
  CSVConv2.exe
  ※32ビット版OSの場合、"Program Files (x86)"は"Program Files"です。
  ※「eCTXXXX」はシステム年度によって異なります。
   (例)令和3年度版の場合は「eCT2021」となります。
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