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Q&Aコーナー
  整理番号:0090842
更 新 日:2023/06/21
テーマ RP入力
質問  グループ通算適用初年度なのですが、グループ通算の開始に伴い法人税の欠損金が切り捨
てられています。その際にはレポーティング・パッケージの入力で、どう入力したらよいで
すか?
回答  グループ通算の開始により切り捨てられた法人税の欠損金がある場合は、たとえば次の
2つの入力方法があります。
 なお、2つの入力方法で、「注記:法定実効税率と実際の税負担率との差異」には違いが
でますが、それ以外の計算結果は同じとなります。

例1:切り捨てられた法人税の欠損金を、RP「法人税の欠損金」の「前期申告時発生額」
   のマイナスとして入力する方法
(1) RP「法人税の欠損金」の入力
  切り捨てられた法人税の欠損金を、「通算欠損金区分=非特定連結」とした「前期決算
 時残高」欄に入力し、「前期申告時残高」欄は0円とします。その差額は、「前期申告時
 発生額」欄にマイナス金額で表示されます。
(2) RP「控除対象通算適用前欠損調整額等」の入力
  切り捨てられた法人税の欠損金に対応する「控除対象通算適用前欠損調整額」を、「前
 期申告時残高」欄に入力し、「前期決算時残高」欄は0円とします。その差額は「前期申
 告時発生額」欄にプラス金額で表示されます。
(3) RP「事業税の欠損金」の入力
  事業税の欠損金を「前期決算時残高」欄と「前期申告時残高」欄とに入力します。

 この場合には、切り捨てられた法人税の欠損金に実効税率(法人税分)を乗じた額が、
「注記:法定実効税率と実際の税負担率との差異」の「前期申告時に追加発生した一時差異
等」に含まれて表示されます。

例2:切り捨てられた法人税の欠損金を、RP「法人税の欠損金」で何も入力しない方法
(1) RP「法人税の欠損金」の入力
  何も入力しません。
(2) RP「控除対象通算適用前欠損調整額等」の入力
  切り捨てられた法人税の欠損金に対応する「控除対象通算適用前欠損調整額」を、
 「前期決算時残高」欄と「前期申告時残高」欄とに入力します。
(3) RP「事業税の欠損金」の入力
  事業税の欠損金を「前期決算時残高」欄と「前期申告時残高」欄とに入力します。

 この場合には、切り捨てられた法人税の欠損金に実効税率(法人税分)を乗じた額が、
「注記:法定実効税率と実際の税負担率との差異」の「その他」に含まれて表示されます。
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