原因として次のいずれかが考えられます。各々の原因に応じて対処を行い、再度電子署名
を行ってください。
1.個人番号カードをご利用の場合、Windows の更新プログラムを適用していない。
<対処>
利用者クライアントソフト(Windows版)は、下記のWindows更新プログラムの適用が必須です。
(
https://www.jpki.go.jp/download/win.html)
(1) Windows11の場合
Windowsの2021年11月以降の累積更新プログラム
2.個人番号カードをご利用の場合、対応した「利用者クライアントソフト」を登録して
いない。
<対処>
個人番号カードで電子署名するには、対応した「利用者クライアントソフトVer3.0」以上
をパソコンに登録する必要があります。最新の「利用者クライアントソフトVer3.3」は、
公的個人認証サービスポータルサイトで公開されています。
(https://www.jpki.go.jp/download/win.html)
3.個人番号カードをご利用の場合、対応ICカードリーダライタを利用していない。
<対処>
個人番号カードで電子署名するには、対応したICカードリーダライタが必要です。
対応ICカードリーダライタは、公的個人認証サービスポータルサイトに「個人番号カ
ードに対応したICカードRW一覧」として公開されていますので、ご確認ください。
(https://www.jpki.go.jp/prepare/reader_writer.html)
4.電子署名時の「認証局サービス名」の選択が誤っている。
<対処>
(1) 新暗号に対応した「AOSignサービス電子証明書」(ICカード券面に「V4」と記載)で
電子署名する場合、「AOSignサービス(V4)」を選択してください。
(2) 個人番号カードで電子署名する場合
「公的個人認証サービス(番号カード)」を選択してください。
5.電子証明書専用ソフトが登録(更新)されていない。
<対処>
ICカードタイプの電子証明書を利用するには、ICカードから電子証明書を読み取る
ためのソフトウェアをPCごとに登録する必要があります。電子証明書の取扱説明書等
に従い、登録(更新)してください。
6.ICカードリーダライタのドライバ等の登録、設定を行っていない。
<対処>
ご利用のICカードリーダライタ、電子証明書のインストール手順書や取扱説明書等に
従い、ドライバ等を登録してください。
なお、ご利用の電子証明書によっては、電子申告を行うための設定が必要な場合があり
ます。詳しくはご利用の電子証明書発行機関へお問合せください。
7.ICカードリーダライタのドライバ等の正常に登録できていない。
<対処>
ご利用のICカードリーダライタ、電子証明書のインストール手順書や取扱説明書等に
従い、ドライバ等を一旦削除し、ドライバ等を登録してください。
8.PCの電源を投入後に、ICカードリーダライタを接続している。
<対処>
PCを再起動してください。
9.複数のICカードリーダライタのドライバが登録されている。
<対処>
利用するICリーダライタ1機種のドライバのみ登録してください。
それ以外の(使用しない)ドライバについては、ドライバを削除してください。
10. 上記1~9でも解決できない場合、電子署名の際の情報が正しく読み込めていない。
<対処>
(1) 「C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Microsoft\Crypto\RSA」フォルダを開きま
す。
※ 上記(ユーザ名)の中に、「AppData」が無い場合、以下の手順で表示可能です。
①「ファイル名を指定して実行」画面を以下の手順で表示させます。
1)Windows 11の場合
[Windowsロゴ]キーを押しながら、[R]キーを押します。
2)Windows 10の場合
[スタート]-[すべてのアプリ]-[Windows システムツール]-[ファイル名を指定
して実行]をクリックします。
(又は、[Windowsロゴ]キーを押しながら、[R]キーを押します。)
②名前(O)の欄に半角文字で「control folders」と入力し、[OK]ボタンを選択します。
③「表示」タブを表示します。
④「ファイルおよびフォルダー」-「ファイルとフォルダーの表示」-「隠しファイ
ル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックをつけて[OK]
ボタンを選択します。
(2) 上記「RSA」フォルダ内の「S-1」から始まるフォルダを右クリック-「切り取り」を選
択します。
(3) デスクトップ等を右クリック-「貼り付け」で、上記(2)のフォルダを退避します。
(4) 再度電子署名をしてどうか、確認します。
※1 当対処で正常にできた場合、上記(3)で退避したフォルダは、そのまま保存してお
き、1ヶ月ほど運用して支障がないようであれば、削除してください。
※2 なお、「S-1」で始まるフォルダは、電子署名する際に必要な情報が書き込まれて
います。それ以外にも様々な情報が書き込まれております。そのため、他の情報
が書き込まれた結果、ASP1000Rの電子署名に必要な情報が正常に読み込
めなくなると、当該エラーが発生します。
※3 上記(2)で「RSA」フォルダ内の「S-1」から始まるフォルダを切り取ってから電子
署名することで、再度、電子署名に必要な情報を作成し直します。