1.特定の会社のみを処理するユーザの設定方法
(1) 運用管理システムの[11.ユーザ情報の登録] で、特定の会社のみを処理するユーザを登
録します。
利用するシステム:ASP1000R
処理権限(ASP1000R):「特定の業務」
<運用管理システムの利用権限の付与について>
運用管理システムの利用権限も付与する場合は、「運用管理システムの利用」にチェック
をつけてください。これにより、運用管理システムが起動できるようになります。
この場合の運用管理システムの利用可能メニューの範囲は次のとおりです。
①[1.ユーザ情報]のメニュー
全て利用可能
(注)利用不可に設定することはできません。
②[2.データ管理]の各メニュー
1)[21.年度更新]、[22.新規DBの作成(複写)]、[23.前期繰越金額の再複写]
ASP1000Rの[21.業務範囲の設計]と[22.担当業務と担当法人の選択]で利用
可否を設定できます。
2)上記1)以外のメニュー
全て利用不可
(注)利用可能に設定することはできません。
③[3.セキュリティ設定・ログ確認]の各メニュー
全て利用可能
(注)利用不可に設定することはできません。
(2) 「すべての業務」が設定されたユーザで、ASP1000Rを起動します。
(会社、年度、データ区分はどれでも結構です。)
(3) [21.業務範囲の設計] を開きます。
次の手順で、子会社のみ処理する業務を新たに作成します。
①F1登録ボタンをクリックします。
②メニュー一覧の「すべてのメニュー」にチェックをつけます。
<運用管理システムのメニューの利用可否の設定について>
運用管理システムのメニューも利用できるように設定する場合は、メニュー一覧の下方
にある「運用管理システム」にチェックをつけてください。
なお、運用管理システムを起動するためには、別途利用権限の付与が必要です。また、
利用可否が設定できるメニューは、[2.データ管理]の一部メニューに限ります。詳細は、
上記1の「<運用管理システムの利用権限の付与について>」をご確認ください。
③業務名に任意の文字列を入力します。
④OKボタンをクリックします。
(4) [22.担当業務と担当法人の選択] を開きます。
次の手順で、子会社のみ処理する業務を上記1で作成したユーザに割り当てます。
① 該当ユーザを選択します。
② F5設定ボタンをクリックします。
③ 「業務の選択」で、上記3で作成した業務を割り当てます。
④ 担当法人を選択します。
⑤ OKボタンをクリックします。
2.特定の会社のみを処理する場合の留意点
当該年度版で初めて年度更新を行う場合、特定の会社のみを処理するユーザでは、
年度更新できません。「エラー:処理可能な法人が登録されていません。」が表示された
場合は、まず、すべての業務の処理権限を持つユーザで1社年度更新を実施してください。
その後は特定の会社のみを処理するユーザでも年度更新が可能になります。