整理番号:0114844 更新日:2025/10/17
テーマ 法人税
質問
 e-TAXグループ通算で処理していた通算子法人が、当期中に通算グループから離脱しまし
た。ASP1000Rで「通算法人としての単体申告」の処理に対応していますか。
 対応している場合は、入力箇所を教えてください。
回答
 対応しています。
 下記の手順をご確認ください。

1.法人税
(1) e-TAXグループ通算からASP1000Rへのデータ移行
 ①前期の確定申告(又は修正申告)の処理区分を起動し、業務プロセス7にある
  「ASP1000Rへの移行データ作成」ボタンから、移行データを切り出します。
  ASP1000Rの当期首データとなるe-TAXグループ通算の前期末データを切り出します。
   参考資料1
 ②当年度のASP1000Rを起動し、「F8補助機能」の「e-TAXグループ通算からの移行データ
  の読込」で、①で切り出した移行データを読み込みます。
  なお、移行先のワーキングシートの入力済みデータを消去した上で読み込みますので、
  ワーキングシートの入力前に読み込んでください。
   参考資料2

(2) 「通算離脱法人の調整等」の入力
  法人税ワーキングシートの「別表1~別表16(11)」タブにある「通算離脱法人の調整等」
 メニューを開き、「通算グループからの離脱直前事業年度に該当」を「該当する」としま
 す。「該当する」を選択した場合は、通算法人として単独で申告を行う事業年度として、
 利用手続き「通算法人の確定申告」で国税の電子申告が行えます。
  当メニューで通算税効果額等のグループ通算特有の項目を入力します。
   参考資料3
  なお、ASP1000Rシステム利用マニュアルの第6章に「通算離脱法人の調整額等WS」
 「通算離脱直前事業年度における通算税効果額に係る申告調整の入力例」が掲載されてい
 ます。ご参照ください。

(3) その他、必要な法人税ワーキングシートを入力し、法人税申告書を完成させます。

2.地方税
(1) 第6号(20号)様式別表1の入力
  地方税ワーキングシートの「地方税基本情報」を開き、「通算等の有無(6号様式別表1
 等)」タブで、「提出する地方税別表」区分を「第6号様式別表1等(通算法人)」とします。
  第6号(20号)様式別表1の「1.計算の対象となる法人の区分等」等の記載事項を入力
 します。
   参考資料4

(2) その他、必要な地方税ワーキングシートを入力し、地方税申告書を完成させます。