FX4クラウド(社福)
Q&Aコーナー
  整理番号:0067270
更 新 日:2023/04/27
テーマ 資産
質問  サービス区分ごとに資産管理をするにはどうしたらいいですか?
 なお、システムは、固定資産管理システム(FX4クラウド社会福祉法人会計用)を利用
しています。
回答 1.社会福祉法人会計基準(平成23年基準)では、貸借対照表は拠点区分まで作成
 することとされています。
  これを踏まえ、固定資産管理システムでは、資産管理の単位を拠点区分とするこ
 とを前提としています。

2.ただし、応用的に「拠点区分」欄に「サービス区分」に相当する事業コードを入
 力することで、サービス区分ごとに資産管理を行っていただけます。
  手順は、以下のとおりです。なお、当手順には制限事項がありますので、下記3.
 の内容も併せてご確認をお願いいたします。

(1) これから固定資産管理システムを立ち上げる場合
 ①TKCシステムから移行する場合
  移行元のTKCシステムでは、拠点区分単位に資産管理しているため、いったん、
  移行した後に、資産管理の単位を変更します。
   <手順>
   a.いったん、移行元TKCシステムの資産管理の体系のまま、移行します。
   b.メニュー「109 固定資産の問合せ(自法人資産)」(リース資産の場合、
    「116 固定資産の問合せ(リース資産)」)を選択します。
   c.各資産明細の「拠点区分」欄に、「サービス区分」に相当する事業コードを
    入力します。
   ※メニュー「103 移動(自法人資産)」(リース資産の場合、「113 移動(リー
    ス資産)」)で拠点区分を変更すると、移動前の拠点で期首帳簿価額が計上
    されるため、拠点区分の変更は上記の手順で行ってください。
 ②他社固定資産管理システム(又はエクセル等)から移行する場合
  <手順>
  1)読み込む資産明細ファイルの「拠点区分」に、「サービス区分」に相当する事
   業コードを入力します。
  2)上記1)のファイルを読み込みます。
 ③新規に利用開始する場合
  <手順>
  1)資産登録時に、「拠点区分」欄に「サービス区分」に相当する事業コードを入
   力します。

(2) 既に固定資産管理システムを立上げ済みの場合
 <手順>
 ①メニュー「109 固定資産の問合せ(自法人資産)」(リース資産の場合、
  「116 固定資産の問合せ(リース資産)」)を選択します。
 ②各資産明細の「拠点区分」欄に、「サービス区分」に相当する事業コードを入力
  します。
 ※メニュー「103 移動(自法人資産)」(リース資産の場合、「113 移動(リース
  資産)」)で拠点区分を変更すると、移動前の拠点で期首帳簿価額が計上される
  ため、拠点区分の変更は上記の手順で行ってください。

3.上記2.の方法を採用した場合の制限事項
(1) 1つの建物で複数のサービス区分を行っている場合には、対応していません。
  この場合、取得価額の比で按分するなどして、サービス区分ごとに資産データを
 登録する方法をご検討ください。
(2) 以下の帳表では、資産管理の単位ごとに集計するため、サービス区分ごとに資産
 管理を行った場合、拠点区分単位での確認ができません。
 ①費用区分別償却額集計表
 ②費用区分別償却額集計表(資産別)
 ③費用区分別取崩額集計表
 ④費用区分別取崩額集計表(資産別)
 ⑤国庫補助金等特別積立金に係る調整額の確認表
 ⑥国庫補助金等特別積立金に係る調整額の確認表(資産別)
 ⑦減損損失等の仕訳入力のための基礎データ確認表(償却)
 ⑧減損損失等の仕訳入力のための基礎データ確認表(取崩)
(3) FX4クラウド(社会福祉法人会計用)のメニュー「711 事業」で「貸借対照表
 の貸借残高、資金残高の一致をチェックする」にチェックをし、かつ、固定資産管
 理システムで減価償却費を複数のサービス区分に配賦している場合に、FX4クラ
 ウド(社会福祉法人会計用)へ減価償却仕訳を連動すると、FX4クラウド(社会
 福祉法人会計用)のメニュー「311 整合性」等でエラーとなります。
  この場合は、お手数ですが「固定資産管理台帳」や「費用区分別償却額集計表」
 を参照するなどして、FX4クラウド(社会福祉法人会計用)で拠点区分ごとに減
 価償却仕訳を入力してください。
(4) FX4クラウド(社会福祉法人会計用)の財産目録に連動した場合、拠点区分と
 みなしたサービス区分ごとに集計されます。そのため、連動後にFX4クラウド
 (社会福祉法人会計用)で補正が必要です。
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