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Q&Aコーナー
  整理番号:0091310
更 新 日:2019/03/19
テーマ TKCエラー
質問
 他社システムからの仕訳読み込みで、次のエラーメッセージが表示されました。対処方法
を教えてください。

 エラー:課税区分:(列XX XXX)は、この科目コードの組み合わせでは入力できません
回答
 連携データにおける、項目「課税区分」の設定内容のエラーです。
 課税区分と科目の組合せで、入力不可能な課税区分が設定されている場合にエラーとして
います。
 当メッセージが表示されるのは、課税区分に[8 ][9 ]以外が指定されていて、且つ
「消費税属性」が借方・貸方とも「A(課税取引の発生する勘定科目)」の科目の組合せ
の場合です。
 課税区分と科目の組合せを見直してください。
 また、課税区分・貸借科目を変更したくない場合は、相手科目に諸口等の通過勘定を用
い、仕訳を分けて入力してください。

〔仕訳例〕
 × 課税区分[5 ] 事務員給与(6212)/従業員給与(6213)

 ○ 課税区分[5 ] 事務員給与(6212)/資金外諸口(9992)
   課税区分[5 ] 資金外諸口(9992)/従業員給与(6213)

〔ご参考〕課税区分と仕訳の組み合わせ
 DAIC3クラウドでは、より正確な消費税データの作成を目的として、ある「課税区
分」のもとで入力できる仕訳を想定し、「課税区分」「借方科目コード」および「貸方科目
コード」の整合性を「仕訳マトリックス」でチェックしています。
 課税区分と科目の組合せで、入力不可能な課税区分が設定されている場合にエラーとして
います。

(1) 「仕訳マトリックス」
  すべての勘定科目を消費税データ処理のために、次のように分類し、借方・貸方でマト
 リックス表をつくります。そしてそれぞれの仕訳マトリックスで入力可能な「課税区分」
 を定義しています。
 「属性A」:「課税取引」の発生する勘定科目
 「属性B」:「課税取引」の発生しない勘定科目
 「属性C」:「仮払消費税(1164)」
 「属性D」:「仮受消費税(2164)」


                        参考資料1


(2) 入力可能な「課税区分」
 ①課税区分[1 ]、[11]、[12]
 (借)B /(貸)A  自動税抜きし、仮受消費税等(2164)を貸方に計上する。
 (借)B /(貸)2164 自動税抜き処理は行わない。
 (借)A /(貸)B  自動税抜きし、仮受消費税等(2164)を借方に計上する。
 (借)2164/(貸)B  自動税抜き処理は行わない。

 ②課税区分[5 ]、[6 ]、[7 ]、[51]、[55]、[61]、[65]、[71]、[75]
 (借)A /(貸)B  自動税抜きし、仮払消費税等(1164)を借方に計上する。
 (借)1164/(貸)B  自動税抜き処理は行わない。
 (借)B /(貸)A  自動税抜きし、仮払消費税等(1164)を貸方に計上する。
 (借)B /(貸)1164 自動税抜き処理は行わない。

 ③課税区分[2 ]、[21]、[25]、[26]、[3 ]、[31]、
      [57]、[58]、[67]、[68]、[77]、[78]
 (借)A /(貸)B  自動税抜き処理は行わない。
 (借)B /(貸)A  自動税抜き処理は行わない。

 ④課税区分[4 ]
 (借)A /(貸)B  自動税抜き処理は行わない。
 (借)B /(貸)A  自動税抜き処理は行わない。
 (借)B /(貸)B  自動税抜き処理は行わない。

 ⑤課税区分[8 ]
 (借)A /(貸)B  自動税抜き処理は行わない。
 (借)B /(貸)A  自動税抜き処理は行わない。
 (借)B /(貸)B  自動税抜き処理は行わない。

 ⑥課税区分[9 ]、[0 ]
  すべての仕訳の組み合わせにおいて入力可能です。
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