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Q&Aコーナー
  整理番号:0106490
更 新 日:2024/10/16
テーマ 操作方法
質問  入金値引(振込料等)を「売上げに係る対価の返還等」として処理している。
 インボイス制度開始後は入金値引(振込料等)に関する返還インボイスを作成し、
得意先に提供する必要があると思うが、返還インボイスを発行できるか?
回答  適格請求書発行事業者が「売上げに係る対価の返還等」を行った場合は返還インボイスを
発行する必要があります。SXでは、入金伝票の領収書を返還インボイスとして利用できる
ようにしています。具体的な利用手順は次のとおりです。

1.事前設定
(1) 運用支援メニューの「機能範囲の登録」メニューの「得意先」タブで、「領収書(入金
 伝票)への返還インボイス記載事項の表示」を「表示する」に設定します。
(2) 運用支援メニューの「勘定科目の設定」メニューで、「売上げに係る対価の返還等」と
 して処理する「取引区分」(振込料、売上値引、売上割引)について、「課税区分」を
 [11]に設定します。
(3) 「基本情報」タブ-「自社情報」メニューで、「適格請求書発行事業者の登録番号」を
 登録します。

2.入金伝票の作成
(1) 「売掛入金」タブ-「その他入金」メニューで、次のとおり入金伝票を入力します。
 ①「入金日」で、令和5年10月1日以降の日付を入力します。
 ②「売上げに係る対価の返還等」として処理する「取引区分」(振込料、売上値引、売上
  割引)を選択します。
 ③「行摘要」で「売上げに係る対価の返還等の基となった課税資産の譲渡等を行った年月
  日」を入力します。「行摘要」欄のフォーカス時に表示される請求締日一覧画面で選択
  できます。
(2) 上記(1)の伝票を印刷すると返還インボイスの記載事項を満たす領収書が印刷されます。
  なお、売上げに係る対価の返還等に係る税込金額が1万円未満の場合は返還インボイス
  の交付義務が免除されます。
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