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  整理番号:0058792
更 新 日:2019/05/31
テーマ 操作方法
質問  消費税伝票を取り消ししたいのですが、どうしたらよいですか?
回答  消費税伝票の取り消し方法は以下のとおりです。

1.掛売上に対する消費税伝票の場合
  消費税の転嫁方式が請求時一括転嫁の掛売上伝票を入力した後、請求書を出力すると消
 費税伝票が作成されます。掛売上の消費税伝票は、請求書の出力によって自動で作成する
 ため、伝票問合せからは直接訂正したり、削除したりすることはできません。

  掛売上伝票を訂正または削除した後、その取引に係る請求時一括の消費税等を変更する
 ためには、以下の手順で行います。

(1) 前回請求日の請求書における消費税伝票の場合
  前回請求日に出力した請求書に表示された掛売上伝票について、訂正または削除を行う
 と、前回請求日の請求書は「差し替え発行」対象となりますので、「売上・請求」タブの
 「43 請求書の発行」で「差し替え発行分」を選択し、請求書を発行します。
  「差し替え発行」では、請求書の取り消し処理と請求書の発行処理を同時に行います。
  請求書の取り消し処理では、前回請求日に作成した請求時一括転嫁消費税伝票の符号を
 反転した金額で消費税伝票を作成します。したがって、元の請求書を出力した際に作成さ
 れた消費税等の金額と相殺され、消費税伝票が間接的に取り消されたことになります。

(2) 前回請求日以前の請求書における消費税伝票の場合
  前回請求日以前の請求書に表示した掛売上伝票・入金伝票については、伝票問合せ画面
 において「F5訂正」や「F6削除」をクリックしたとき、以下のメッセージが表示され、伝
 票を直接訂正したり削除したりすることができません。この場合、請求書は「差し替え発
 行」対象とはなりません。

 「F5訂正」:「前回以前の請求書に表示済みの取引です。
       遡及訂正は不可のため、伝票をマイナス計上で取り消し、
       続いて訂正後の取引を入力します。」
 「F6削除」:「前回以前の請求書に表示済みの取引です。
       遡及訂正は不可のため、伝票をマイナス計上で取り消します。」

   間接的に訂正や削除を行った場合、マイナス計上した伝票や訂正後の伝票については
  ともに次回以降の請求書に表示されます。なお、請求時転嫁消費税額はマイナス計上し
  た伝票、および訂正後の伝票の取引金額を含めて計算します。その結果、元の消費税伝
  票と、次回以降の請求書で計上される消費税伝票の差額で、元の消費税伝票は取り消さ
  れた状態となります。

   なお、前回請求日以前の請求書の「差し替え発行」を行うには、差し替えたい請求書
  の請求締日が「前回請求日」となるように、請求書の取り消し処理を行ってください。

2.掛仕入に対する消費税伝票の場合
  掛仕入取引に対する請求時一括転嫁の消費税伝票は、仕入先から請求書が届いた場合な
 ど任意のタイミングで入力します。したがって、掛仕入の消費税伝票については、伝票問
 合せから「F5訂正」や「F6削除」をクリックすることにより、直接訂正または削除を行う
 ことができます。
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