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Q&Aコーナー
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整理番号:0104373
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更 新 日:2023/05/25
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テーマ
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仕訳入力
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質問
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サービス区分の廃止等があり、令和5年4月(翌期首月)から組織体系を変更します。 当該サービス区分の勘定科目残高は、各科目ごとに令和5年3月(前期末)の日付で仕訳で振 り替えましたが、令和5年4月の残高を確認したところ、前期繰越額(前期繰越活動増減差額、 前期末支払資金残高)が残っています。 この前期繰越額を振り替える方法は?
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回答
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一例として、次の1~4の手順により、仕訳で振り替える方法をご検討ください。
1.勘定科目の事前設定 以下の手順2で計上する仕訳の資金収支計算書科目を「非資金取引」から「前期末支払 資金残高」へ変更して仕訳を計上する場合があるため、次の手順で事前に勘定科目の設定 を変更します。 (1) 【会計業務】-「基本情報」タブ-「715 勘定科目」をクリックします。 (2) 「事業活動計算書」タブを選択します。 (3) 左側の科目一覧から、「9211 前期繰越活動増減差額」を選択します。 (4) 画面左上の[修正]をクリックします。 (5) 画面右側の「収支科目との対応付け」の「仕訳入力時の変更を許可する」の項目につい て、借方・貸方の両方のチェックを付けます。 (6) 画面右下の[OK]をクリックし、保存します。
2.振替仕訳の計上 廃止等されたサービス区分の「9211 前期繰越活動増減差額」「9821 前期末支払資金残 高」の残高に合わせて次のように計上します。 なお、次の残高を振り替える前提でご説明します。 9211 前期繰越活動増減差額 800,000 9821 前期末支払資金残高 600,000 (1) 前期末支払資金残高(支払資金相当分)の振替 借方の事業を移動元の事業(廃止されたサービス区分)、貸方の事業を移動先事業(移 行先のサービス区分)とし、前期末支払資金残高の金額にあわせ、次のとおり計上しま す。 (借方)9211 前期繰越活動増減差額/(貸方)9211 前期繰越活動増減差額 600,000 【(借方)9821 前期末支払資金残高/(貸方)9821 前期末支払資金残高】 600,000 ※【】内は資金収支計算書科目です。 (2) 前期繰越活動増減差額(非資金取引相当分) 前期繰越活動増減差額と前期末支払資金残高の差額(200,000)について、次のとおり計 上します。 (借方)9211 前期繰越活動増減差額/(貸方)9211 前期繰越活動増減差額 200,000 【(借方)9998 非資金取引 /(貸方)9998 非資金取引】 ※借方の事業を移動元事業、貸方の事業を移動先事業とします。 ※【】内は資金収支計算書科目です。
3.翌期首月の残高確認 翌期首月の残高を【会計業務】-「仕訳入力」タブ-「32 事業別科目残高」等から確認 します。
4.勘定科目の設定の変更(元に戻す) 手順1で勘定科目の設定を変更した場合は、設定を元に戻します。
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