かんたん請求
Q&Aコーナー
  整理番号:0104693
更 新 日:2024/04/04
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質問 [2023年06月版]に更新したところ、「税込み単価固定で取引する商品」(以下、「内税固定
商品」)の「消費税等」が変更されました。また、内税固定商品の「消費税等」を入力でき
なくなりました。原因を教えてください。
回答 1.内税固定商品の「消費税等」について
(1) これまで内税固定商品では、商品マスターの「消費税等」に基づき明細単位で消費税額
 を計算していました。しかしながら、インボイス制度では「一の適格請求書につき、税率
 ごとに1回の端数処理」を行う必要があります。このため、納品日が令和5年10月1日
 以降の売上伝票を税抜き金額で入力した場合(消費税転嫁方式が「外税/納品時」または
 「外税/請求時」)は、内税固定商品の取引金額(税込み)を一旦税抜き化し、他の商品
 の税抜き金額と合計したうえで消費税額を計算するようシステムを改訂しました。

(2) これに伴い、内税固定商品について、正しい消費税額を計算できるようにするため、次
 の点を改訂しました。
 ①「商品」メニューで内税固定商品の「消費税等」の入力を不可としました。
 ②「商品」メニューの内税固定商品の「消費税等」は、税込み金額から自動計算するよう
  にしました。

(3) また、これまで内税固定商品では、商品マスターの「消費税等」を登録するにあたり、
 「「税込み単価固定で取引する商品」単価の消費税等の扱い」の設定により、消費税等の
 「小数なし」「小数あり」を選択することができました。しかしながら、内税固定商品の
 「消費税等」の計算方法の変更により、商品マスターの「消費税等」を利用することがな
 くなりました。このため、「「税込み単価固定で取引する商品」単価の消費税等の扱い」
 の設定を廃止しました。今後は、「商品」メニューの「小数入力」の「単価」の設定に基
 づき、「小数なし」「小数あり」で「消費税等」を計算します。

(4) 上記の内容を踏まえ、[2023年06月版]へのレベルアップ時に、内税固定商品の「消費税
 等」を税込み金額に基づき再計算しています。このため、[2022年11月版]以前の版数で内
 税固定商品の「消費税等」を直接入力している場合は、消費税等が変更された可能性があ
 ります。

2.内税固定商品に関する注意事項について
(1) 売上伝票等における内税固定商品の「消費税等」の計算
  取引年月日(納品日)が令和5年9月30日以前の場合、これまでのかんたん請求と同
 様、明細単位で消費税額を計算します。ただし、上記1.に記載のとおり、内税固定商品
 の「消費税等」の変更に伴い、これまでと「消費税等」の合計額が異なる可能性がありま
 す。

(2) 商品マスターの切り出し、読み込みについて
  内税固定商品について、「消費税等」を切り出し、読み込みの対象から除外しました
 (切り出しの場合、「消費税等」は空欄で切り出されます)。そのため、内税固定商品の
 売上単価を変更する場合は「税込み単価」欄に入力してください。
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