1.課税区分の意味
消費税を計算するために、取引ごとに判断された「課税取引」「不課税取引」「非課税
取引」の区分です。
消費税は、同じ「売上高」「仕入高」「経費」であっても、課税・不課税・非課税が混
在することがあります。このため「課税売上げ」「課税仕入れ」は、損益計算書や貸借対
照表の科目から自動的に判定することは困難です。
そのため、取引ごとに「課税取引」「不課税取引」「非課税取引」のどれに該当するか
を判断し、記録しておく必要があります。
2.「課税区分」の入力画面
①「現金取引入力」画面の場合
②「伝票入力」画面の場合
TKCシステムでは、上記のように入力した消費税の「課税区分」(簡易課税の場合は
「事業区分」も必要)と実際の仕入れ年月日、相手先の名称等を起票・入力することによ
り、消費税法に完全準拠した帳簿と消費税申告書が作成できます。
TKCシステムにおける「課税区分」は、仕訳ごとに入力していただくコードであるた
め、あらかじめ、勘定科目ごとに「課税区分」を設定することはできません。
なお、間違いやすい「課税区分」については、仕訳辞書を活用していただくことで、正
しく起票・入力することができます。
詳細については、監査担当者にご相談ください。