システムでは時間外手当Ｈ「６０時間超：２５％」を初期設定しています。
上記の設定の場合、６０時間超の時間外労働に係る割増賃金については、時間外手当Ｈに
その時間数を入力・読込することで、時間外手当Ｂ「平日：１２５％」等と合わせて５０％
以上の割増賃金として計算できます。
【入力例1】平日出勤のみで時間外労働時間が７０時間の場合
「時間外手当Ｂ：平日」 割増率１２５％：７０時間と入力
「時間外手当Ｈ：６０時間超」 割増率 ２５％：１０時間と入力
この場合、６０時超の時間外労働１０時間分について１５０％で計算します。
【入力例2】時間外労働時間が平日６５時間、平日深夜１０時間（合計７５時間）の場合
「時間外手当Ｂ：平日」 割増率１２５％：６５時間と入力
「時間外手当Ｃ：平日深夜」 割増率１５０％：１０時間と入力
「時間外手当Ｈ：６０時間超」 割増率 ２５％：１５時間と入力
この場合、６０時超の時間外労働について、平日分１５０％、平日深夜分１７５％
で計算します。
つきましては、令和５年４月１日以後に６０時間超の時間外手当を支払う場合は、
下記のとおり、設定・入力してください。
①システムの設定の確認
システムの時間外手当の設定をご確認ください。
時間外手当の設定箇所は、下記のとおり、設定する単位によって異なります。
1)基本情報の設定に従う場合（下記2）～4)に該当しない場合）
会社・社員タブ「自社情報」の「時間外・回数」タブ
2)給与体系ごとに設定している場合
会社・社員タブ「給与体系」の「時間外手当」タブ
3)部課ごとに設定している場合
会社・社員タブ「マスタ情報」の「部課」の「時間外手当」タブ
4)社員ごとに設定している場合
会社・社員タブ「社員情報」の「支給額等」タブ
（ご参考）
時間外手当の設定の確認方法
②勤怠データの入力手順
時間外手当Ｈ「６０ｈ超：２５％」でご利用の場合は、６０時間を超えた時間外労働
分について、「６０ｈ超」に入力します。
