時給単価が複数ある場合、項目属性を「時給」として計算することはできません。
項目属性を「比例」として計算する方法となります。
設定方法及び計算方法は以下のとおりです。
なお、この場合、勤怠データに「出勤時間」を入力しても計算結果に影響しません。
1.給与体系情報での設定方法
(1) 「会社情報」タブ-「9 給与体系情報」を選択します。
(2) 給与体系の一覧から設定する給与体系を選択し、[修正]をクリックします。
(3) [勤怠支給控除項目の設定へ]をクリックします。
(4) 支給項目の項目名をクリックし、項目属性で「比例」を選択後、関連する以下の項目を
設定します。

①単価(省略(空欄)不可)
体系情報としての単価を登録します。
なお、単価が個人ごとに異なる場合、支給項目の登録完了後、社員情報の「支給額等」
タブで、設定の参照先を「個人ごとに設定」とし、単価を登録してください。
②端数処理
該当する端数処理方法を選択します。
③数量の入力区分
「時間」を選択します。
(5) 「所得税区分」以降は、該当する区分、及び必要に応じて仕訳科目情報等登録し、
[OK]をクリックして終了します。
(6) 必要な分だけ支給項目を追加し、上記(4)及び(5)の処理を行います。
2.計算方法
(1) 「給与」タブ-「11 社員別データ入力・計算」をクリックします。
(2) [給与データの入力(F4)]をクリックし、入力方法・入力内容の設定後、[OK]を
クリックします。
(3) [一覧]から該当社員を選択し、[OK]をクリックします。
(4) [支給へ]をクリックし、上記1.で設定した支給項目に時間を入力します。

※入力ができない場合、[入力定義]をクリックし、支給項目の「入力」にチェックを
入れ、[定義終了]としてください。
また「@」をクリックすることで、単価の設定、変更をすることが可能です。
(補足)
時間外手当を自動計算している場合、項目属性の「時給」と「比例」では計算式が
異なります。
時間外手当の計算については、
時間外手当の計算式を参照してください。