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Q&Aコーナー
  整理番号:0094101
更 新 日:2025/02/20
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質問  社員の月次の勤怠データを読み込む機能では、アマノ社の「TimeP@CK」シリーズ
以外の、エクセルや他の勤怠システムから出力したデータを読み込ませることはできますか?
回答  はい。
 タイムレコーダ側の集計ソフトで、社員番号及びPXの入力項目(出勤時間や出勤日数、
残業時間等)をCSV形式で出力できれば、PXへ読み込ませることができます。
 読込にあたっては、タイムレコーダ側で出力する項目とその並び順、PX側で読み込む際
の項目とその並び順を一致させる必要があります。
 そのため、以下のいずれかの方法で読み込ませます。

Ⅰ CSVファイルからの読込機能の利用設定
 「補助機能」タブ-「51 システム制御情報の設定」の「CSVファイルからの勤怠
  ・支給控除データ読込機能の利用設定」欄で、「読込機能を利用する」を選択する。

Ⅱ 読込レイアウトの設定
  以下のいずれかの方法で読み込ませます。
1.PXに初期登録されている固定レイアウトを使用する方法
  固定レイアウトを使用して読み込ませる場合には、他社ソフトで作成したCSVデータ
 の並び順を、使用する固定レイアウトに合わせる必要があります。
(1) 「補助機能」タブ-「21 給与データ読込レイアウトの設計」を開く。
(2) 「給与データ読込レイアウトの選択」で下記から使用するレイアウトを選択する。
 ①全勤怠・支給控除項目   (固定レイアウト)
 ②全勤怠項目        (固定レイアウト)
 ③全支給控除項目      (固定レイアウト)
(3) [読込方法の指定]で時間データの読込方法、空欄データの読込方法等を設定する。
(4) [テンプレートの切出]で作成したレイアウトをテンプレートとしてCSVファイルに切
 り出す。

2.他社ソフトで作成したCSVデータの並び順に合わせて、専用のレイアウトを作成し、
 読み込ませる方法
(1) 「補助機能」タブ-「21 給与データ読込レイアウトの設計」を開く。
(2) 「給与データ読込レイアウトの選択」で[F5 追加]をクリックする。
(3) 「設計項目の選択」で設計項目を選択する。
(4) [読込対象項目の設計]で他社ソフトで作成したCSVデータの並び順に合わせたレイア
 ウトを作成する。
(5) [読込方法の指定]で時間データの読込方法、空欄データの読込方法等を設定する。
(6) [テンプレートの切出]で作成したレイアウトをテンプレートとしてCSVファイルに切
 り出す。

3.注意点
(1) CSV形式で時間項目を出力する場合、時と分の区切りは、ピリオド(.)区切または
 コロン(:)区切(※)で作成する必要があります。
  ※ Excelでデータを作成・参照する際に、時間のデータは、コロン(:)区切で
   作成・表示する方法がありますが、形式により以下の通り違いがあります。
 ①「hh:mm」形式(ex.「1:30」)は、読み込み可
 ②「hh:mm:ss」形式(ex.「30:50:00」)は、読み込み不可

  参考)Excel上で、ex.「1:30」と入力すると、「1:30」と登録されますが、
     24時間以上の時間ex.「30:50」と入力すると「30:50:00」と変換されます。

(2) 空欄データ・ゼロデータの読込方法設定についての注意事項は下記の通りです。
 ①複数回読み込ませる場合
  (例)1回目のデータで、時間外手当B(平日)にデータが3時間と連動された後、
     データを修正し、時間外手当B(平日)のデータが0時間となった場合、その
     データを「空欄・ゼロを読み込まない」設定で読み込ませると、1回目に連動し
     た3時間が残った状態となります。
 ②固定給等にデータを読み込ませるレイアウトを利用する場合
  (例)固定レイアウトを使用すると、基本給等(固定給)も読み込み可能となります。
     空欄・ゼロを読み込む設定としている場合、CSVデータの基本給に空欄・ゼロ
     が入っていると、社員情報の「支給額等」タブに登録済みの基本給を空欄・ゼロ
     で上書きしてしまいます。
 ③レイアウトを設計する場合
  1)支給・控除項目については、給与体系毎に任意の項目を設定するため、給与体系毎に
   連動する支給項目の位置や内容(属性)が異なる場合があります。
   (例)支給項目1(基本給)の属性が、体系により異なる場合
      正社員  :固定給
      アルバイト:時給
      支給項目1に連動する列にデータが1000円入ると、正社員は固定給、アルバイ
      トは時給単価として読み込まれます。
  2)利用状況に応じて、給与体系毎にレイアウトを分けて利用をお願いします。
   体系ごとにレイアウトを分けた場合、読み込み時にレイアウト選択を間違えないよう
   注意してください。誤ったレイアウトで読み込むと、意図しない項目にデータが読み
   込まれます。
(3) 社員番号で紐付けて読み込みます。各社員について、タイムレコーダ側の社員番号と
 PX側の社員番号を一致させる必要があります。
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