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  整理番号:0050631
更 新 日:2021/06/01
テーマ 操作方法
質問
 伝票入力時に、次のエラーメッセージが表示されてしまいます。対処方法を教えてください。

 エラー:この課税区分、借方科目コードおよび貸方科目コードの組み合わせでは、消費税
     データの作成ができません。
     正しい課税区分(または科目コード)を入力し直してください。
     [エラーコード:0336、0371、0400、0423、0446、0496、
             0485、0594、0595]
回答
 FX4クラウドでは、より正確な消費税データの作成を目的として、ある「課税区分」の
もとで入力できる仕訳を想定し、「課税区分」「借方科目コード」および「貸方科目コー
ド」の整合性を「仕訳マトリックス」でチェックしています。
 課税区分と仕訳が整合性を欠いている場合は、エラーメッセージを表示して、入力不可能
となります。[はい]キーを押すと、カーソルが「課税区分」に戻りますので正しい「課税
区分」で入力し直してください。

(1)「仕訳マトリックス」
   すべての勘定科目を消費税データ処理のために、次のように分類し、借方・貸方でマ
  トリックス表をつくります。そしてそれぞれの仕訳マトリックスで入力可能な「課税区
  分」を定義しています。
 「属性A」:「課税取引」の発生する勘定科目
 「属性B」:「課税取引」の発生しない勘定科目
 「属性C」:「仮払消費税(1164)」
 「属性D」:「仮受消費税(2164)」

 
                        参考資料1

(2)複合仕訳の「課税区分」の付け方
   1取引の仕訳が複合仕訳となる場合は、複合仕訳を分解した単一仕訳ごとに「課税区
  分」を付すことが必要となります。そのため、複合仕訳を分解した単一仕訳の各々につ
  いて「課税区分」が異なる場合には、「課税区分」の記入にご注意ください。

[例1]自社で使用していた固定資産の売却(消費税率5.0%の場合)
(取得価額¥1,000,000・減価償却累計額¥500,000
 当期減価償却費¥100,000・売却価額¥630,000)
 課税区分[0] 減価償却累計額(1225)/備     品(1216) 500,000
 課税区分[0] 減 価 償 却 費(6214)/備     品(1216) 100,000
 課税区分[1] 現     金(1111)/備     品(1216) 630,000
        (           / 仮受消費税等 (2164)  30,000)
 課税区分[0] 備     品(1216)/固定資産売却益(8111) 200,000
または
 課税区分[0] 減価償却累計額(1225)/備     品(1216) 500,000
 課税区分[0] 減 価 償 却 費(6214)/備     品(1216) 100,000
 課税区分[1] 現     金(1111)/備     品(1216) 420,000
        (           / 仮受消費税等 (2164)  20,000)
 課税区分[1] 現     金(1111)/固定資産売却益(8111) 210,000
        (           / 仮受消費税等 (2164)  10,000)

[例2]課税事業用の普通乗用車の購入(消費税率5.0%の場合)
(乗用車購入代・¥4,399,000・自賠責保険料¥60,450・自動車諸税¥310,100)
 課税区分[5] 車 両 運 搬 具(1215)/当 座 預 金(1112)4,339,000
  ( 仮払消費税等 (1164)/            206,619)
 課税区分[8] 保  険  料(6224)/当 座 預 金(1112)  60,450
 課税区分[0] 租 税 公 課(6221)/当 座 預 金(1112) 310,100

[例3]課税事業用の土地の購入(消費税率5.0%の場合)
(簿価¥5,000,000・仲介手数料¥157,500)
 課税区分[8] 土     地(1221)/当 座 預 金(1112)5,000,000
 課税区分[5] 土     地(1221)/当 座 預 金(1112) 157,500
  ( 仮払消費税等 (1164)/             7,500)

(3)入力可能な「課税区分」
 1)課税区分[1][11][12]
 (借)B /(貸)A  自動税抜きし、仮受消費税等(2164)を貸方に計上する。
 (借)B /(貸)2164 自動税抜き処理は行わない。
 (借)A /(貸)B  自動税抜きし、仮受消費税等(2164)を借方に計上する。
 (借)2164/(貸)B  自動税抜き処理は行わない。

 2)課税区分[5],[6],[7],[51],[55],
       [61],[65],[71],[75]
 (借)A /(貸)B  自動税抜きし、仮払消費税等(1164)を借方に計上する。
 (借)1164/(貸)B  自動税抜き処理は行わない。
 (借)B /(貸)A  自動税抜きし、仮払消費税等(1164)を貸方に計上する。
 (借)B /(貸)1164 自動税抜き処理は行わない。

 3)課税区分[2],[21],[25],[26],[3],[31],[57],
       [58],[67],[68],[77],[78]
 (借)A /(貸)B  自動税抜き処理は行わない。
 (借)B /(貸)A  自動税抜き処理は行わない。

 4)課税区分[4]
 (借)A /(貸)B  自動税抜き処理は行わない。
 (借)B /(貸)A  自動税抜き処理は行わない。
 (借)B /(貸)B  自動税抜き処理は行わない。

 5)⑤課税区分[8]
 (借)A /(貸)B  自動税抜き処理は行わない。
 (借)B /(貸)A  自動税抜き処理は行わない。
 (借)B /(貸)B  自動税抜き処理は行わない。

 6)課税区分[9],[0]
  すべての仕訳の組み合わせにおいて入力可能です。
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