1.「賞与計算期間」とは
(1) 賞与の金額を定めることにつき基準となった勤務の期間をいいます。当該期間が明ら
かでない賞与については、当該賞与と同性質の給与等の直前の支給期から当該賞与の支
給期までの期間によるものとされています(所得税法基本通達 186-2)。
(賞与の計算の基礎となった期間)
186-2 法第186条第1項第1号ロに規定する賞与の金額の「計算の基礎となった期間」
とは、当該賞与の金額を定めることにつき基準となった勤務の期間をいい、当該期
間が明らかでない賞与については、当該賞与と同性質の給与等の直前の支給期から
当該賞与の支給期までの期間によるものとする。ただし、当該期間の中途で就職又
は退職をした者に支払う賞与については、当該期間のうちそれぞれ就職の時以後の
期間又は退職の時までの期間によるものとする。
(2) 賞与の金額などが一定の条件に該当する場合(※)、「賞与計算期間」により、賞与に
対する所得税額の計算方法が異なります(所得税法第186条)。
賞与の所得税額の計算方法は、
こちらのQ&Aを参照してください。
(※)次のいずれかに該当する場合です。
①賞与の金額(社会保険料等を差し引いた金額)が前月の給与の金額の10倍を超
える場合
②前月に給与の支払がない場合
2.「賞与計算期間」の修正方法
賞与の支給日の入力画面で、[F1 修正]ボタンをクリックし、
賞与体系ごとの「賞与計算期間」欄で「6か月以下」又は「6か月超」を選択します。
なお、社員ごとに「賞与計算期間」欄を変更することはできません。