SXの場合、処理可能期間より後の日付の伝票を入力するために、月次更新を行う必要が
あります。月次更新時には、次のような処理が行われます。
1.定期請求取引で未計上の伝票のチェック
定期請求取引で売上計上時期が到来している伝票のうち、未計上の伝票について、月次
更新処理後に処理可能期間から外れてしまう場合にメッセージを表示します。この場合は、
「売上・請求」タブ-「定期売上げ」メニューで当該伝票を確認し、必要に応じて伝票を
計上してください。
2.未発行のインボイス(納品書・領収書)のチェック
当期期首月から月次更新対象月の間で、未発行のインボイス(納品書、領収書)がある
場合にメッセージを表示します。詳細については、次のQ&Aをご確認ください。
「月次更新時にインボイス(納品書、領収書)の発行を促すメッセージが表示される原因
と対処方法」
3.銀行データ受信機能で受信した伝票のチェック
銀行データ受信機能で受信した伝票のうち、未計上の伝票について、月次更新処理後に
処理可能期間から外れてしまう場合にメッセージを表示します。この場合、「売掛入金」
タブの「預金入金(銀行データ受信)」メニューで当該伝票を確認し、必要に応じて伝票を
計上してください。
4.請求書の発行漏れチェック
差し替え発行の必要な請求書、または締日超過の請求書が、月次更新処理後に処理可能
期間から外れてしまう場合にメッセージを表示します。
(1) 差し替え発行の必要な請求書が存在する場合
月次更新を行うことはできません。請求書の差し替え発行を行ってから、月次更新処理
を行ってください。
(2) 締日超過の請求書が存在する場合
締日超過の請求書の件数が表示されます。請求書を発行する必要がなければ、そのまま
月次更新を行うことができます。
●締日超過の確認方法
「売掛・請求」タブの「44 請求書の問合せ・再発行・発行取消」で「前回分の請求
書のみ問合せる」と設定し、「検索開始」ボタンをクリックします。月次更新により、
処理可能期間から外れる年月以前の請求書について、発行する必要がないかを確認しま
す。
5.データのバックアップ
電源断等によるハードディスクの破損に備え、月次更新前のデータをバックアップしま
す。
6.月次更新処理
データを更新し、処理可能期間を1ヶ月先に進めます。
7.電子帳簿のデータ作成(年次更新時のみ)
月次更新処理により、決算月が処理可能期間から外れる場合には、年次更新処理として、
電子帳簿データを作成します。
電子帳簿データの作成完了後、保存確認のメッセージが表示されます。必要に応じて、
USBメモリ等に保存してください。
なお、電子帳簿データは、「電子帳簿」タブの「電子帳簿の作成」メニューから、任意
のタイミングで保存できます。